第3話 : 刻星病・前編
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すかねー、完璧に表現しようと集中してた分だけ、伝えることを疎かにしてましたし」
「あぁ、だが良き導き手と出会えて何よりだ。これからも肇くんを支えて上げてくれないか?可愛い後輩だ、是非とも成功して欲しいものだからね」
だーかーらー!このイケメン!!!
惚れてまうやろーッ!!!!!!
クソ!少しイケメンオーラに当てられた!だから、だから……少しだけ……勘違いしたセリフを吐き出そう……
「東郷さん……それは勿論ですよ。彼女の成功は約束します!俺が全身全霊!粉骨砕身でプロデュースしますよ!!!だって、藤原さんは俺の運命の人だから!!!!」
はい!言ったぁぁぁぁッ!イケメン以外は口にすればブーイングが飛び交うセリフ!
お前はどこの少女漫画のイケメンボーイだよ!??
そう言いたくなるセリフ。
「ふむ……まるで告白だな。それで肇くん?君は返事はどうするかな?」
「……へ?」
冷静に入り口に目を向けてる東郷さんに習って、俺も視線を向けて見ます。
「……あ、いえ……そのーーー」
藤原さんが顔を真っ赤にして佇んで居ました………………………………………………………………………………………………超可愛い。
こう言う時は。あれですね。
「ーーーあ」
「……あ?」
「……穴」
「穴……?」
「……穴掘って埋まってますぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
今日は良く叫ぶ日だ……どこか自分の中で他人事のように、そう思う。
恥ずかしい……いやマジで。
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