GGO編
九十話 shopping
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
じられない。原則的に、マグナム弾は他の弾丸と比べて炸薬量が多く、だからこそ高い威力を誇るのだ。しかし同時にその分だけ反動も大きく、撃ち方を知らずに生半可なステータスで……と言うか相当筋力値が高くともリョウのような適当な姿勢で片手で撃とうものなら逆にこちらの腕が砕けてしまう。
「なんつー筋力値してやがる……イかれてるぜオイ……」
隣でフリックが言った言葉に、アイリは内心深く同意した。
そして同時に思う。これだけのステータス。もしかしたら本当に……
「おっさん!」
と、そんな彼女の思考を遮るように、リョウがニヤリと笑いながらこちらを向いた。
「気に入ったぜ、この拳銃。買った!」
――――
「さて……んで、これで全部か?」
カウンターの奥で、フリックが訪ねる。その顔はどこか楽しそうだ。
「あ、待って。最後に……叔父さん、銃のカスタマイズスキル、上げてたよね?」
「ん?あぁ。なんかあんのかい?」
フリックが頷いたのを確かに確認して、アイリがリョウを見る。リョウも頷き、アイリが言った。
「叔父さん、お願いがあるの」
――――
その内容を聞いたフリックは、もはや呆れたような様子で呟いた。
「クレイジー……っとにクレイジーな野郎だぜお前は……」
彼の言葉に、リョウは何も言わず、ニヤリと笑った。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ