マブラヴ
1029話
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事、数分。やがて全く変わらないその様子に、俺は再び座席へと戻って寝転がる。
「確か、以前買った漫画が……」
空間倉庫の中から取りだしたのは、ネギま世界で購入した漫画本。
そう言えば、ホワイトスターの交流区画にこの手のサブカルチャーというのか? 漫画本とかもあるにはあるが、まだまだ少ないのが実情だ。
個人的にはもっと各世界から書店が増えて欲しいんだが。
ただ、ギアス世界、SEED世界にしても、紙媒体の本というのは驚く程少ないんだよな。
電子書籍化が進んでいるんだが、それらとは別格なのがマクロス世界だ。マクロス世界では、既に本というのは絶滅危惧種……とまではいかないが、かなり少なくなっているのも事実。
まぁ、理由は分かるんだけどな。マクロス・フロンティアは移民船団であるが故に、どうしても資源を節約しないといけない。そんな中で、本というのはかなり早い段階で電子書籍化されたのだろう。
それでも一応書店はあるにはあるんだが、どうしてもアンティークショップ的な感じに近くなっている。
それに比べると、ネギま世界は普通に本が使われていて嬉しい限りだ。
……ただし、早乙女が書いている同人誌のネタにされるのは困るが。
聞いた話によると、早乙女の書いている同人誌はかなりの売り上げを誇っているらしい。相当に金持ちだと、美砂から聞いた覚えがある。
高校時代には超包子には及ばないものの、夏や冬、あるいは通販でかなりの額を稼いだとか何とか……
「だからって、そっち系の同人誌をホワイトスターで流通させる気はないが」
もし下手に同人誌という文化が広まったりすれば、それはそれで面白い事になりそうな気はするんだが、男としてはいい気がしないのも事実。
特に他の世界なんかには色々と美形な男もいるから、そっち関係で被害を受ける可能性も高いし。
そう言えば、マクロス世界でも微妙にそっち関係の文化が生き残ってるって話だったが……一度地球が焦土と化したのに、よくもまぁ、そっち関係の文化が生き残っていたものだ。
「……アクセル代表。再び問題発生の模様です」
漫画に集中していると、再び聞こえてくる量産型Wの声。
その声を聞き、映像モニタの方へと視線を向けると、そこで映し出されていたのは殴り合いをしている2人の男。
良く見るまでもなく、先程言い争いをしていた2人だ。
恐らく水と油的な存在なんだろうな。シュウとマサキのように。
そして再びやって来たムキムキの上司に拳骨を頭へと落とされて2人共が地面へと叩きつけられる。
「へぇ、見せかけだけの筋肉かと思ったら……」
実際に使える筋肉でもあるらしい。
まぁ、見ていて暑苦しいというのは変わらない事実だが。
少なくても俺はああいう男の側には行きたく
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