マブラヴ
1029話
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たり、あるいは何らかのデータを取られたりするというのは絶対にご免被りたい。
「とはいえ、暇なんだよな。これなら、誰か他の面子と一緒になればよかった」
そう呟くも、システムXNという転移装置を使え、尚且つシャドウミラー最強の機体でもあるニーズヘッグが少ない戦力になるのは、当然だった。
何か異常があったら知らせるように量産型Wへと告げ、俺は大型VTOL輸送機のコックピットにある座席を後ろへと倒しながら空間倉庫から取り出した雑誌を読みつつ、こちらもまた空間倉庫から取り出したハンバーガーを口へと運ぶ。
ちなみにこのハンバーガーは、よくあるチェーン店のものではなく歴としたステーキハウスで作られているハンバーグを使ったハンバーガーだったりする。
焼きたてのパンズにチーズとシャキシャキのサニーレタス、トマト、ピクルス。そして主役のハンバーグは非常に分厚くジューシーに焼き上がっており、恐らく250g以上はあるだろう。それらの具を、ケチャップやマヨネーズではなく店のオリジナルソースが美しく彩っていた。
同じハンバーガーという料理であっても、ファーストフード店で売ってるようなのっぺりとしたハンバーガーではなく、非常にボリュームのある一品。
それを口に運びながら、読む雑誌はアウトドア特集。
既に季節も6月に入っており、もう少しで夏だ。そうなれば当然海で泳ぎたいという気持ちはあり、その為の雑誌だ。
特に今年からはあやか達従者組の4人もシャドウミラーに合流した事だし、少し派手に行きたいと思う。
もっとも、去年みたいにこのマブラヴ世界の海ではなく、どこか安心して泳げる海にしたいとは思っているが。候補としては、SEED世界、ギアス世界、ネギま世界か?
マクロス世界でもいいんだけど、あそこは地球じゃないからな。海にどんな生き物がいるのか想像も出来ない。下手をすればサメのように凶暴な生き物が……
そう考え、シャドウミラーの面子が脳裏を過ぎる。
基本的には生身での戦いでも鍛えている以上、それこそサメ程度が出てきてもどうとでもなる。特に生身での戦いを得意としている従者組の4人やムラタなんかは、その辺が顕著だろう。寧ろ、襲ってきた相手を逆に仕留めて食材としかねない。
円辺りは俺と同様にアーティファクトを使った炎の攻撃がメインだが、それでも海にいる相手は仕留められる筈だ。
「なるほど。安全を確保出来るのなら、初体験って意味でマクロス世界の海もありか」
「アクセル隊長、問題発生です」
俺の声に被せるように告げてくる量産型Wの声に、意識を一瞬で対テロリスト用に戻して視線を映像モニタへと向ける。
そこに映し出されていたのは、確かにトラブルではあった。……ただし、トラブルはトラブルでも俺が予想していたテロリストがどうとかいうの
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