透明ルーシィの恐怖!!
[8/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ィがいた!!」
「思い出した!!」
「ルーシィさん!!」
「俺たちの仲間の!!」
俺たちが忘れかけていた仲間の名前を聞き、みんなでそう言う。すると、ナツさんの隣で涙を流しているルーシィさんが見える。
「ナツ・・・みんなー!!」
「魔法が解けた!!」
ルーシィさんとレビィさんは手を取り合って喜んでいる。
「もしかして、ナツさんが思い出したから、薬の効果が無効になったのかも」
「二人の絆の力って奴ですね!!」
ウェンディと俺は笑顔になっているルーシィさんたちを見てそう言う。
「ああ。そうかもしれねぇ」
「魔法ってのは、心ありきっていうからなぁ」
「ギルドの絆は、ちょっとやそっとの魔法じゃ、びくともしねぇさ!!」
「それっぽくまとめてるけどさ〜」
「あんたたち3人、全然役に立ってないわよね?」
「「ははっ・・・」」
マックスさんたちにセシリーとシャルルの辛辣な一言に俺とウェンディは苦笑いを浮かべる。
「ありがとう!!ナツ!!」
ルーシィさんはナツさんに歩みよりお礼をいう。
「やっぱチームで仕事にいく時はルーシィが一緒じゃないとな!!」
「あい!!」
「うん!!」
ナツさんとハッピーはそれに楽しそうに答える。ルーシィさんも嬉しそうにしている。
「これ、早く処分しよーっと」
ルーシィさんは今回の原因である薬を処分しようとしたが、
「よかったねルーシィ!!」
「ああ!!」
ハッピーがルーシィさんに飛び付いて薬が宙を舞う。それだけならまだよかったのだが、薬の蓋が空いてしまい、中身が俺たち全員に降りかかる。
それにより、ルーシィさん以外の全員の姿が見えなくなってしまった。
「なんだこりゃ!?」
「俺の顔はどこいった!?」
「お前誰だよ!?」
「俺だよ俺!!お前こそ誰だよ!?」
「シリルどこ〜!?」
「ここだよー!!てかウェンディがどこー!?」
俺たちは周りの人の姿が見えずに大パニック。あれ?でもよくよく考えると・・・
「俺の水で洗い流せばいいんじゃね?」
「「「「「「「「「「そんな手があったのか!!」」」」」」」」」」
俺の水の勢いであの薬を洗い流せば見えるようになるんだもんな。灯台もと暗しとはこのことか。
結局、俺の水竜の咆哮で皆さんの体についてしまった魔法薬を洗い流し、元通りのギルドへと戻りました。ルーシィさんが一人「わたしの時にやってくれないかしら!?」って怒ってたけど、気づかなかったんだからしょうがないよね。
でも透明人間って便利だと思ってたけど、意外と大変そうだなぁ・・・でも、俺たちには妖精の尻尾の仲間がいるから、透明になってもきっと見つけ出してくれるよね。やっぱり仲間っていいなぁ。
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ