透明ルーシィの恐怖!!
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。
「はぁ。成長してないのはエルザも同じみたいね」
「むしろ前より怖さが増したような気がするよ〜」
エルザさんは目を赤く光らせグレイさんとナツさんを締め上げていた。
そのナツさんが吹き飛ばされて壁にぶつかると突然、
「きゃっ!!」
ルーシィさんの声がどこからか聞こえてくる。なんだ今の?
「ルーシィ?の声、それに匂いも」
ナツさんは辺りを嗅ぎ回すとある一点で動きを止める。
「ルーシィか!?」
ナツさんが何かを掴もうと手を動かすと、
「キャー〜!!どこ触ってんのよ!!」
「ぐはっ!!」
ルーシィさんの声と共にナツさんは殴られたようによろける。
「ルーシィだと?」
「ルーシィいるの?」
「声は聞こえるのに・・・」
「匂いも感じますけど・・・」
「姿が見えん」
俺たちはギルドのどこかにいるはずのルーシィさんを探すがその姿はどこにも見当たらない。
「ルーシィどこ?」
「そうだ!!」
俺には“目”があるんだから、ルーシィさんもどこにいるかわかるかも!!
俺は目を使って辺りを見回すと、そこにはルーシィさんらしき魔力を見つけ、そこをじっと見つめるとありえない姿が見えてくる。
「る・・・ルーシィさん・・・」
「シリル?」
俺は見つけたルーシィさんにこう続ける。
「なんで裸なんですか?」
「キャーー!!」
大声をあげるルーシィさん。ごめんなさい・・・どうなっているかわからずに見てみたらまさか透明になっている上に裸だったとは・・・このあとウェンディにすごく注意されました・・・でもこれは俺が悪いのかな?なんか納得できない・・・
しばらくして・・・
「はぁ・・・」
「ふ〜ん・・・」
「ほぇ〜・・・」
俺たちは椅子に座っている服・・・正確には見えなくなってしまったルーシィさんをまじまじと見ている。
なんでもルーシィさんが入浴時に使った薬が7年前のものだったらしく、以前までの効果とは違い、透き通るような肌じゃなくて透明人間になっちゃったらしい。
「なるほどこういうことか」
「見れば見るほど妙な光景だなぁ」
グレイさんたちの言う通り、なんか服だけ浮いてるみたいですごい違和感を感じる。
「ちょ・・・ちょっとそんなに見ないでよ、恥ずかしいじゃない」
「「「「「「不気味だ!!」」」」」」
「何よ!!」
「ルーシィさん落ち着いてください」
ルーシィさんはナツさんたちに不気味と言われて怒っているようだ。俺はそのルーシィさんをなだめる。
「困ったことになったわねぇ、とりあえず服を着せてみたはいいんだけど・・・」
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