機動6課の旅行先は危険が沢山 前編
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銀河鉄道には行き先の決まっていない予備車両があるのだが、その予備車両は銀河鉄道管理局本部の承認を得ないと使えないため面倒なのである。
そして銀河鉄道管理局本部は年に一階は車両点検士を派遣してくる。
未来が思うには、もっと管理惑星の平和の確保を優先した方が良いと思っている。
そんななか試験運転が開始された銀河鉄道エリアA管理本部の新型車両A777。
そしてその車両の中には時空管理局機動6課の主力メンバーが乗っていた。
車両目的地は惑星アルカイダ。
銀河鉄道管理観光惑星の中で最も伝統がある惑星である。
そんな星でも年に二回の車両受け入れ禁止日があり、その間は衛星ミリアムの観光エリアに停車する決まりになっている。
今回機動6課の主力メンバーがそんな所に向かっているのは未来の一言から始まった。
「皆、大変迷惑をかけたよ。その上会わせとしてこれを皆にあげますんで楽しんで来てください。もちろん貴女方だけですのでご心配なく。」
「そんなことしてもらってええんか?」
「勿論です。でも自分達が時空管理局の局員とばらすのは止めてくださいね。」
「未来君どうしてなの?」
「今回渡したチケットは銀河鉄道新人局員歓迎旅行の物なんだ。それでいくのに「時空管理局の局員です。」なんて言ったら文句言われちゃうよ。」
「未来は行かないの?」
「行けないんだ。今度一緒に行けるときを探しておくよ。」
「うん。楽しみにしてるね。」
未来は綾に向かって。
「綾は緊急用にこれを皆に渡しといて。」
そこには沢山のSDF(空間鉄道警備隊)の証明書。
機動6課メンバーの名前が書かれた物だった。
「兄貴、どうしてこんなものを?」
「怪しまれたらこれを見せれば良いだろうと思って発行しておいたんだ。部隊名も機動6課でそのままだから。」
「良いのかよそんなことをして。」
「バレなければ大丈夫。」
未来は再び振り替えって、
「楽しんで来てください。八神二等空佐、護衛はいりますか?」
「いらんで。未来君ありがとな、楽しんでくるな。」
これである。
機動6課の主力メンバーは全員移動していた。
そこにアラートが鳴り響いた。
『緊急事態発生。この先で銀河鉄道A200の機関部が暴走し制御不能。近辺の列車は直ちに避難してください。繰り返します・・・・・・・・・』
すると列車は緊急停止をするとバックをして緊急用停車スペースに入ります止まった。
アルカイダ寸前の停止。
そんななか綾に通信が届いた。
『綾、悪いんだがA200の機関部を破壊して貰えないかな?』
「壊しちまっていいんだったら出来るが。」
『それで構わない。車掌にSDF(空間鉄道警備隊)証明書を見せれば宇宙空間に出れるから。そしてチャンスは一回限り。幸運を。』
未来から通信が切れると綾が一人、宇宙空間
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