もう死んでしまいたい
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貴 「ハァ」
カチカチカチッ
鳴海はフレンドリィの教室に居てカッターの刃を出していた。
不 「また懲りずに切るつもりなの?」
貴 「アンタには関係無いでしょ」
鳴海はそれを無視してカッターを腕に当てた。
パシッ
貴 「何、離してよ」
不二は切らない様にカッターを持った鳴海の腕を上に上げた。
貴 「離せよ」
不 「もうやらないって言ってくれたら」
鳴海は下唇を噛んだ。
貴 「いい加減にしてよ、俺が切ろうが切らないか何て俺の勝手だろ!?
何でそうやって俺を縛るんだよ!
彼奴も彼奴も彼奴も…お前も!!
もうほっといてよ!、迷惑なの!!」
カタンッ
ガラッ バタンッ
鳴海はカッターを落とした事も気付かず鞄を持ちフレンドリィ教室を去った。
不 「…力になりたいのは、そんなに駄目な事なの?」
貴 「っ!…何で、何でっ…」
鳴海は靴を履き校舎を出た。
貴 「何で彼奴が居るの?、もう何なの、分からないよっ…!」
鳴海は真っ直ぐ家に帰った。
ガチャ
貴 「もう、分からないよ…うわあぁああぁぁあぁあぁ!!!」
鳴海は頭を抱えてうずくまった。
貴 「痛いよ、苦しいよ、悲しいよ…泣きたいよ、泣けないよ
どうしたら良いの?」
鳴海は立ち上がり自分の部屋に向かった。
貴 「助けなんて、何処にも無いんだよ?、解ってる?、私」
鳴海は自分に言い聞かせる様に呟いた。
貴 「助けて…でもっ…言える訳無いよねっ…」
鳴海は丸くなりそのまま寝てしまった。
不二side
鳴海ちゃんが出て行った。
縛ってる?、僕が?
分からないよ、何を縛ってるの?
でもさ、
不 「力になりたいのは、そんなに駄目な事なの?」
駄目じゃないよね?
さっきの言い方と言い分だと今までずっと一人で誰にも言えず頑張って来たって感じだった。
でもそんな事してたらさ…
鳴海ちゃん何時か壊れちゃうよ……
壊れたらもとも子も無いんだよ?
カタッ
僕は鳴海ちゃんの落としたカッターを拾った。
何時も君はこれで腕を切っているんだね
痛いだろう?
何故そんな事をするんだい?
快感なのかい?
ストレス解消出来るのかい?
鳴海ちゃんにとっての自傷行為って何なんだい?
カチカチッ
シュ
僕はカッターの刃を指に少し当て少しだけ引いてみた。
自分から切ろうとすると腕も震えるし怖いよ?
君はこれが怖くないってゆうのかい?
でもさ、最初は怖かっただろう?
どんな状況だったとしても
だからさ、
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