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転生とらぶる
マブラヴ
1028話
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場所はやっていこうという事なのだろう。
 まぁ、気持ちは分かる。ユーラシア大陸は色々な意味で広いのだから、全部取り戻してから一気に自然環境回復させるとしても膨大な時間が掛かるのだから。

「テラフォーミング作業となると、駆り出されるのは俺達とマクロス世界か?」
「恐らくそうなるわ」

 ギアス世界はそもそも宇宙開発自体をやっていないし、SEED世界の方もコロニーはあってもテラフォーミング作業に関してはまだ殆ど手つかず。ネギま世界は俺達と一緒に火星をテラフォーミングしているが、それでもまだネギま世界単独で技術不足なのは変わりない。
 となると、やっぱり現在進行形で火星をテラフォーミングしている俺達と、既にその手の技術があるマクロス世界がメインとなる。
 この手の技術に関しては俺達よりもマクロス世界の方が上なんだが、ネームバリュー的な面で俺達が前に出ざるを得ないだろう。
 何だかんだと、マクロス世界はマブラヴ世界に関しては一番手を出していないんだよな。
 食料ではネギま世界に負けているし、武器や兵器の輸出ではVF-25のアサルトナイフくらいしか輸出してないし。
 もっとも、そのアサルトナイフは射撃戦重視のアメリカにはかなり好評で、一定のシェアは確保しているんだが。
 それでもガン・ルゥのライセンス生産を許可したギアス世界、リニアガン・タンクが突出して売れているSEED世界に比べれば、どうしても一段落ちる。
 まぁ、一応俺達を通しての輸出なので、マブラヴ世界としてはその辺の実感はそれ程ないのかもしれないが。

「それに、難民に対する仕事斡旋という意味もあるわね。ハイヴの基地化に関しては、どうしても軍事機密的なものが関わってくるから、一般人を雇える範囲というのはそれ程多くないのよ。けど、テラフォーミング作業で自然環境を回復させるという作業なら、軍事機密的な問題はないでしょう?」

 まぁ、確かに。
 難民を多く抱えているアメリカやオーストラリアにしても、それをどうにか出来るならしたいだろうし、中国を抱えている日本にもそれに関しては同様だろう。
 だが、それをやるにしても幾つかハードルがある。
 食料に関しては、その国から報酬として配給するというのもあるだろうから問題はないが……

「まず、難民を最初にそこまでどうやって運ぶかというのが問題になるな。一度運んでしまえば、ハイヴを基地化した場所の一部を開放して寝床にするという手段もあるが、最初の運搬をどうするか」
「その辺に関しては車両でどうにかしてもらうつもりよ。まさかHSSTを使う訳にもいかないし」
「……色々と窮屈そうだが、それならそれでいい。他にも幾つか問題はあるが、最大の問題はやっぱり安全対策か」

 そもそも、ハイヴの近くにある場所のテラフォーミング作業だ。
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