準決勝、自由(フリーダム)と絶望(デスペレイション) 後編
[1/6]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「……っ! 」
コンテナウェポンをパージしながら後退し、ビームサーベルを降り下ろすもABCマントの左腕で防がれ、胴体に向けて森林へと蹴り飛ばされ倒れてしまった。
「おいおい………俺を止めるんじゃなかったのか?それとも威勢が良かったのは最初だけなのか? 」
デスペレイションストライクはその場に立ち止まり、呆れたように話始めた。
「もしかして単純に俺の方が強くなったのか、それともお前が弱くなったのか。それとも…………まだ本気出してないだけか? 」
「……………」
「その様子だと、まだ本気じゃないってことか。…………おい、出せよ本気を。俺を止めたいってんなら、本気を出して止めてみせろよ!!! 」
デスペレイションストライクがサテライトキャノンを撃ってきたのを上空に跳んで回避し、ビームサーベルを投げ捨てる。
「…………止めてみせるよ。僕の全身全霊をかけて!君を! 」
ヴァルキリーフリーダムが地面に着くと同時に、青色のクリアーパーツが金色へと変色し、機体各部の所から金色の光の翼が表れた。
「オーバードライブ!!発動!! 」
GNソードVもとい、エクスカリバーVをバックパックの左側から引き抜き構える。
「ようやくやる気になったか………」
デスペレイションストライクがアームドアーマーVNをパージし、左腕の布を解放してバックパックからスラッシュエッジを左手で掴み取り、頭上に構えた。
「くらえぇぇぇぇぇ!!! 」
合宿の時と同じように、その機体よりも大きなスラッシュエッジを驚異的な速さで降り下ろしてきた。
「エクス………カリバー!!!! 」
スラッシュエッジの間合いに入る前に、エクスカリバーVの刀身が緑色から金色に変色し、金色の粒子が纏われ、その状態でスラッシュエッジの攻撃に向けて振りかざした。
ーーー−−
「ブレイドピット!! 」
ブレイドピット四基をストライクに向けて放ち、その間にグラディウスに粒子を纏わせて斬撃波を放つ。しかし、ブレイドピット四基の内二基がグリップで溶かされてしまい、攻撃としての役目ができなくなってしまった。だが、斬撃波だけは無関係にストライクに向かって飛んでいき、何発かかわされたが相手の左足を破壊した。
「けどこのままじゃマズイな……って、ん?雨か? 」
天候が変貌し、突如雷雲と共に豪雨が降ってきた。
「やりずらくなってきやがった…。マジでどうするか」
ブレイドピットでストライクに牽制をかけるも一向に当たらず、次々とブレイドピットにグリップを当てていき溶かしている。しかし、先程と違いブレイドピットは溶けずにそのままグリップを切断していった。
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ