第6話
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菓子があるんですけど、何かが足りないような気がするんですぅ〜。」
「何かが足りない?どう言う事?」
「あとちょっとで分かりそうな気がするんですぅ〜。」
そんな会話をしながら、あたし達は奥へと進んで行った。
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オリジナル魔法少女が魔女の結界へと入ったのを確認した私は、彼女の監視をみらいに任せ、エンブリオ探しを開始した。調べた所、この病院には事故で怪我をした天才バイオリニスト少年が入院しているらしい。そんな少年の“魂”ならばエンブリオを生んでも可笑しくは無い。しかも、怪我をしたのは腕だというのだから、相当心も弱っているハズだ。きっと、取り出しやすくなっている事だろう。
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“現代医学ではその腕の治療は不可能です。”
そう先生に告げられた僕は死刑宣告をされたに等しかった。治療が不可能。つまり、僕の腕はもう動かない。もう、バイオリンを弾く事は出来ない。皆が、さやかが楽しそうに聞いてくれた旋律を、もう奏でる事は出来ない。もう・・・
そうやって病室のベッドの上で寝転がっているた時だった。
「これは、想像以上に弱っているな。」
女の子が窓から入って来た。乗馬服を着てベレー帽を被り、メガネをかけた女の子だ。
「だ、誰だ!!」
明らかな不審者に僕は身構えるけど、事故で足も怪我してるから直ぐに逃げ出す事は出来ない。
「私が誰かなどどうでもいい。重要なのは、お前がエンブリオを生むかどうかだ。」
エンブリオ?何の話だ?
訳が分からない僕に向かって少女は近づいて来て、何処からか少し黒ずんだ卵型の宝石を取り出した。そして、それが僕の胸に押し当てられた所で僕の意識は途切れた。
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今までの“ループ”と同じなら、今日巴マミはお菓子の魔女と戦う事になる。そうなったら高確率で彼女は敗北して死ぬ。それを止める為に私はお菓子の魔女の結界の前まで来ていた。そして、中に入ろうとした時・・・
『ムリ〜』
背後から妙な声がした。振り返ると、そこには白い??が描かれた黒いたまごが浮かんでいた。
「これは、まさか日奈森あむの言っていた??たま?」
見た目の特徴から直ぐに正体が思い当たった。しゅごキャラが見えないのにこれが見えるのは不思議に思ったが、よく考えると“奴ら”はキャラなりを元に魔法少女を生み出したのなら、魔女もこの??たまを元に
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