準決勝、自由(フリーダム)と絶望(デスペレイション) 前編
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ーーー−−
「「あっ」」
準決勝当日、ヒロヤ君とシノさんにお手洗いに行ってくると言って用を済ませようと来ると、トイレの入り口でばったりとユウキ君と出くわした。
「「……………」」
終始無言でお互いが用を済ませ、手を洗っているとユウキ君が口を開いて言葉を発した。
「次の試合……あの時みたいに手を抜くんじゃないぞ。本気でかかってこい。そして、俺の力を見せつけてやるよ。あの時とは別の俺の力でだ」
「……分かってるよ。もうあんなことはしない。そして君の、あんな戦い方をする君を止めてみせる。絶対に……」
「分かってるならいい。それと、止められるものなら……止めてみろよ」
最後の言葉には殺気、もしくは怒気が籠っているかのように声のトーンを下げて言い、トイレから出てお互いが逆の方へと歩いて行った。
ーーー−−
「ただいまより、全日本ガンプラバトル選手権中高部 準決勝 第一試合を開始します。宮城代表天之川学園、チームトライホープ対。栃木代表郁里学園、チームブラックサレナの試合を開始します」
「トウイ」
「ん?何? 」
「昨日はあんなこと言ったが、今日はお前の好きにしていい。詳しいことは聞かないが、あの真ん中の奴とは何かしらあるんだろ?だったらさっさと解決してこい」
「……ありがとう」
『GUNPLA BATTLE combat mode』
『Startup』
『Model Damage level Set to A』
『Please Set Your GPベース』
『Beginning plavsky particle 』
『Dispersal』
『Field 4 island』
フィールドは、ストライクとイージスの決着をつけたオーブ近海の孤島。
「ユウキ君との最後のバトルもここだったっけ………まさかこのタイミングで同じステージでやるとはね……」
『Please Set Your GUNPLA』
『BATTLE START』
「トオサカ シノ!V2ガンダムホロスコープ! 」
「ハルカゼ トウイ!ヴァルキリーフリーダム! 」
「サオトメ ヒロヤ!ケルサスガンダムエクシード! 」
「チームトライホープ!出ます! 」
「行きます! 」
「出る! 」
フィールドに機体が放り出された直後、目の前からサテライトキャノンの攻撃が向かってきていた。
「いきなり!? 」
「避けろ!! 」
紙一重で攻撃をかわ
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