準決勝、自由(フリーダム)と絶望(デスペレイション) 前編
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ッジを装備した黒いストライクガンダムがいる。まあ多少なりとも加工してブースター機能も追加してあるな」
「ブラックサレナ……クロユリの別名称の名前ね。確か花言葉は、『恋』『呪い』………そして『復讐』。不吉なチームだわ」
「復讐……」
「詳しいなシノ。お前そういうのに興味とかあったのか? 」
「昔だけど、よく花について調べてた時期があったのよ。それだけだわ。それよりも、話を戻しましょう」
お前が話を脱線させたんだけどな。っとは口にしたらお怒りになられるので、ここは言葉にしないでおこう…。
「じゃあ続けるぞ。他の二機も同じくストライクを用いた機体だが、キューブ状のストライカーを装備していて、そこからチューブを通してライフルに接続されている。おそらくエネルギーパックかなにかだろうし、ライフルからの高出力の攻撃に注意しろよ。まぁ黒いストライクだけで試合を終わらせていたから詳しくはわからんがな」
今までアイツだけで試合を勝ち抜いてきたってことか。確かにあの攻撃ならすぐにバトルは終わらせられるが、おそらくわざと外して痛め付けているんだろう。
あー。思い出しただけで腹立つわ。
「最後に、問題は黒いストライクの攻撃だ。あの左腕を解放した時のスラッシュエッジ《セイバーモード》の超高速剣撃。あれを防げないと勝機が見えない」
「確かにあれを何とかしないと、前と同じく二の舞になるわね…」
「いくら改良した機体とはいえ、バスターソード級のグラディウスでも良くて受け止められる程度だぞ?さすがにその後の攻撃は、ルミノックスにもバスターソード級の粒子を連続で纏わせることはトランザム状態でも不可能だから防げる自信はないが……」
「F・D・Rシステムなら何とかなるかも知れない………っことね」
そう。それならあの攻撃にも対応出来るが、しかしいくつもある欠点に気づかれずに出来るかどうか…。いや、それでもやるしかない。
「あ〜ごめん。そのストライクの相手は僕がしていいかな? 」
やっと口を開いたと思ったら何言ってんのコイツ?
「おい。無謀と挑戦は違うって知ってるよな? 」
「それぐらい知ってるよ。いいからやらせてよ」
「いやいやいや。お前分かってんのか?どうやってあのストライクと戦うつもりだよ? 」
「勿論分かってるよ。それに、一応対策は考えているから大丈夫だよ。だからやらせて」
「と言ってもな…どうするシノ? 」
「対策があるんならいいんじゃないかしら?もしもの場合は私達が助ければいいだけだし」
トウイにしては珍しく、強引に自分の意見を貫き通し、トウイが黒いストライクを相手にし、その間に俺達が相手の二機を倒すという戦法になった。
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