真の悪、ケツプリ団
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ガシッ
「きゃっ!!」
私はナツさんを持ってきた人に手首を捕まれる。
それと同時に、他の二人の男の人が貨物車の両サイドの扉を開く。
「わぁ!!」
「なんだ!?」
驚くルーシィさんとハッピー。私は捕まれた左手をそのまま背中まで持っていかされる。う・・・動けない・・・
「動くんじゃねぇ!!この嬢ちゃんがどうなってもいいのか!?」
「おおっ!!兄貴かっこいい!!」
「まさに真の悪〜!!」
私の腕を掴んでいる人を他の二人が褒め称える。
「真の悪?あんたたちまさか、この貨物が目的で」
「そうとも!!魔導士なんざ怖くねぇ!!俺たちゃ真の悪・・・」
「「「大強盗、ケツプリ団!!」」」
3人の男の人たちはぷっくりとしたお尻をルーシィさんたちに向けます。な・・・名前はそのまんまなんですね・・・
「何それ・・・」
「かっこ悪・・・」
「てかナツが完全空気・・・」
「それならシリルなんか「気持ち悪い」しか話してないよ・・・」
ケツプリ団さんの自己紹介を受け、シャルルたちはめんどくさそうです。
「えーい黙れ!!野郎共、パワーを溜めろ!!」
「「おおっ!!」」
ケツプリ団の皆さんはそう言うとお尻を小刻みに揺らし始めました。な・・・何をする気でしょうか?
「ちょっとあんたたち・・・何してんの?」
「さらにカッコ悪い・・・」
「み・・・見苦しい〜・・・」
「オイラ吐きそう・・・」
ルーシィさんたちもそれを見てドン引きのようです。
「いいか!!この貨物は俺たちケツプリ団がいただいた!!お前ら全員飛び降りてもらおうか!!」
「バカなこと言わないで!!誰があんたたち悪党の言うことなんか・・・」
「そんなこと言える立場かな?」
「ルーシィさん・・・」
私が捕まっちゃってるせいでルーシィさんたちにまた迷惑を・・・今日も全然役に立ててないよぉ・・・
「大丈夫よウェンディ」
「絶対助けるから!!」
「僕たちに任せて〜!!」
「汚いのは格好だけじゃないんだ!!」
ルーシィさんたちはそう言ってくれる。いつもいつもすみません・・・
「さぁどうする?飛び降りるのか?降りねぇのか?」
ケツプリ団さんはその間もずっとお尻を振っています。なんか嫌な予感がします・・・
「さぁ!!」
「さぁ!!」
「さぁさぁさぁ!!」
「「「さぁ!!」」」
ケツプリ団さんは3人でお尻をくっつける。
「チャージ完了!!行くぞ!!ケツプリ奥義!!」
「「「「!?」」」」
ケツプリ奥義?一体・・・
「ガスケツ!!」
「トリプル!!」
「エクスタシー!!」
そういってケツプリ団さんが繰り出した技は、おならでした。しかも、ものすごく
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