第百十六話
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聖槍を通して、九人目に狂気が流し込まれる。流され続ける。
笑い声が響く中、彼女の下にいる神殺しはその流し込まれた狂気によって命すらも狂い始め、そしてその狂気が魂にすらいたろうとしたところで・・・九人目の体から、雷が放たれた。
当然ながらそれは最も近くにいたアテにも被害を及ぼすが・・・
「あらぁ・・・お父様?」
そんな一言を漏らしたのちに。カクンと音でもなりそうな形で空を見て、両の手を広げて、壮絶なまでの笑みを浮かべて。
「アハ、アハハ、アハハハ、アハハハハ、アハハハハハ!アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!狂え、狂乱せよ、迷、妄、せよ!」
そして、その全てを狂わせる。
まるで最後の命の声だとでも言わんばかりであったその雷は、簡単に狂気の影響を受けて霧散する。
そうしてあっさりと雷は霧散した。アテ曰く『お父様』であるそれすら何の抵抗もなくあっさりと霧散したことが原因なのか、彼女は完全に枷がなくなったように高笑いを続けた。
◇◆◇◆◇
ああ、心地よい。本性に身をゆだねるというのは、こうも心地の良いものであったのか。どうにも私は、これまでこらえすぎていたらしい。
さて、これからどうしたものか。まつろわぬ神としてそれらしく行動をとる?それはない。『まつろわぬ神らしく動こう』などと考えて動くのでは、狂気の女神らしくもない。ではどうする?そもそもこうして考えることすらもあり得ない。
「・・・あぁ、そうか」
そうだ。考えるなど妾らしくもない。であるのなら、考えなければいい。
狂いに狂い、狂いつくして、狂気を振りまけばよい。そうなれば文字通り狂気を振りまく女神の完成だ。ああ、それこ
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