九校戦編〈下〉
九校戦八日目(4)×本物の人間と偽物であるドウターとの区別に千葉家の兄妹喧嘩
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して恥を知るのはお前の方だ。さあエリカ、摩利に謝るんだ」
唇を噛み締め、黙り込んだ事でそろそろだと思い、俺はエリカとドウターの間に入った事で摩利は蒼太が確保し、深雪はエリカを確保した。
「なかなかの演技、上出来になってきたじゃねえか。ドウター」
「蒼太さん!一体何を『あれは偽物であって、本物の千葉修次は先程男性トイレにて発見されました』何だと!あれが偽物のシュウ?」
「だから一真君や深雪がそう殺気だっていたのかー、でもこれが偽物だと言うなら本物はどこにいるのよ?」
「何をする!せっかく本物を叩いたから、近づけたのに!『本音が出たな』・・・・しまった!」
逃げられないようにしといたので、従業員や国防軍の者達が銃器を向けていて本物の千葉修次を連れてきた事で、そいつが偽物だと判断した摩利とエリカだった。ドウターは最近人間社会に紛れ込もうとしていたので、それぞれの者らが監視をしていた訳だがまさかここにも出現するとは。
俺は剣を鞘から抜いた後、金色の刃が出て来たと思いきや、エリカや摩利にも見えない速度で斬り込んだので偽物だった千葉修次は消滅した。本物は他のCBメンバーによって保護されたので、会話を聞いていた本物はエリカに言う事なく摩利の近くに行った。俺らと美月は、エリカを落ち着くようにしてから俺らが昼食をするレストランへ向かった。
「全く、最近のドウターは人間社会に浸透しようとしていた。あれがいい例えだが、本物と偽物だと分からない程になっていたが俺らの眼からは偽物だと分かる」
「なるほどね、そういえばさっきの事も盗み聞きしちゃったからこうやって奢っているのよね。ホントに一真君は何でも分かるんだね〜」
「まあな、美月もオロオロしていた様子だったがあれがまさに夫が妻の尻に敷かれたような感じだ。兄の方が偉いとも言うが、立場的には逆だったな」
「兄妹喧嘩を越えているように見えましたから、どうしようと思ってました」
「お兄様は何でも分かるから、きっとお兄様がエリカ側だったとしても同じ事を言うに違いないわ」
そう言いながらだったが、摩利の恋人がエリカの兄であり俺もエリカも同じ事を思ったのか。あのバカ兄貴は摩利に誑かされたと思っているので、深雪でも情けないとか腹立たしいと言っていた。世界的な剣術家だからと言って、憎まれ口でもバカ兄貴と言ったとしても自然的だと思われる。
「一真君だから修次兄貴の事を知っていてもおかしくないわね」
「エ・リ・カ。私達の前だからと言って、呼び方をわざわざ変える必要性はないわよ。修次兄上なのでしょう?」
「あ〜っ、それはもう忘れて!あんなのあたしじゃないって!」
ホテル内にあるレストランなので声を荒げていたが、ここにいるのは俺達ぐらいしかいないが一応防音結
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