暁 〜小説投稿サイト〜
とあるの世界で何をするのか
第十二話  男の娘ではなく女の子
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の美少女が鏡の前に立っていた。しかし、このままでは多少服が大きいので年齢を少し、というかこの服に合う体になるぐらいまで年齢を上げてみる。服のサイズはちょうど良くなり、バストサイズも元の年齢の時より少しサイズアップしているようで、ブラジャーのサイズもちょうど良くなっていた。つまり、バストサイズも年齢に応じて適切に再設定されるのだろう。

 当然ながらこのままだと女性になる時には年齢も変更しなければならなくなるので、元の年齢で女性化しても大丈夫なように服を買っておきたい。それで取り敢えず少々サイズが大きめでも、着てて違和感が余りないようなワンピースを作成空間から取り出す。元々がミニ丈なので年齢を戻してもサイズ的には問題ないが、多少ウエストの余裕がありすぎるのでベルトを取り出してしめてみる。ちょっと変な気がしないでもないが、まぁそんなにおかしいわけでもない。服を買いに行くだけならこのままでも良いとして、その時にはベルトも買っておいた方が良いかもしれない。

 一応服のサイズだけを考えるのであれば、ほぼピッタリのサイズの服を持っていないわけでもない。シェーラを拾ったスレイヤーズの世界をはじめ、ロードス島戦記やその他RPG系な世界で、ハーフエルフやエルフなどになったこともあるのだ。エルフやハーフエルフという種族は人間よりも多少小柄なので、体格的にほぼ今の体つきと同じだったと言って良いだろう。ではなぜその服を着ないのかというと、見た目からして思い切りファンタジー世界の衣装なので、この世界で着るとどう見てもコスプレにしか見えなくなるからである。もし、この学園都市でコスプレイベントなるものが開催されることがあれば、それを着てみるのも良いかもしれない。

 取り敢えず、俺は財布や身分証などを持って出かけようとしたのだが、そこで気がついた。そう言えば、この身分証って女の状態だと使えないのだ。なので、まぁ身分証は置いていったほうが良いだろう。

 さて、服を買いに行くのに真っ先に思いつく場所と言えば、当然セブンスミストである。というわけで、俺はいつも通りバスに乗ってセブンスミストへ向かい、色々と服をそろえてみた。男物よりは多少高めの値段が付いているが、それでも多分学園都市の外よりは安いのでは無いだろうか。少なくとも、俺が元居た世界ではこれだけの服をこの値段ではそろえられないだろう、というくらいには安いのである。しかし、店内を見て回っている時に見つけたのだが、ドレス……マリーアントワネットが着ていそうなドレスと言えば分かりやすいだろうか、そんな物を20種類以上も置いてあるって、一体誰がどこで着るんだろう……。ある意味、俺の持っているファンタジー系の衣装よりもファンタジーな気がする。

 アパートに戻って、買ってきた服は取り敢えずクローゼットに入れておき、男に戻っ
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