暁 〜小説投稿サイト〜
とあるの世界で何をするのか
第十二話  男の娘ではなく女の子
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になるのだろうか。それから『性別』なのだが、これは『男』も『女』も選択できる状態になっていた。

 その後の『年齢』から下は数値で表すのでは無くスライドバーの形式になっていて、左右にスライドさせて調節するようになっているみたいだ。そう言えば、『B』と『W』と『H』ってスリーサイズか……。それ以外にも、髪の毛の長さから手足や指の長さの調整まであったりするのだが……、この世界に来た時に使いたかったな、この設定。

 取り敢えず俺は洗面所の鏡の前へ行き、年齢のスライドバーを動かしてみる……が、特に見た目の変化は感じられない。しかし、年齢以下の項目のスライドバーは、恐らく変化させた年齢に応じて、だと思うが変化している。そこで、俺は一番下のボタンを思い出した。恐らくここで『設定を更新する』を選ばないと変更されないのだろう。

 設定を更新してみると急に身長が高くなり、大人になった状態の俺が鏡に映っていた。服はそこそこ余裕のある服を着ていたので今回は破れずにすんだが、通常の状態で急に変化させると大変なことになりそうだ。

 年齢を元に戻した後も色々鏡の前で試してみたが、どうやらスライドバーに関しては、下の項目に対してのみ変化を与えることが出来るようである。また、上の項目の位置によって下の項目のスライドさせられる範囲が決められてしまうようだ。

 さすがに手足の長さや指の長さをスライドバーの一番端まで持って行くと、見た目にちょっとおかしいんじゃないかというぐらいの変化をするのだが、宇宙人みたいになるようなことは無かった。色々試してみた感じで言えば、そんな極端に人間離れした体格には設定出来ないようだ。

 一応、外見的特徴といっても、髪や皮膚、目などの色を変更したり、顔の形を変えるなどのことは出来ないようだ。それが変えられれば、絶対ばれない変装とか出来そうなんだけど……。

 取り敢えず、俺がベストバランスだと思える設定を見つけ出し、そこで『設定保存』をしてみる。すると、一番下に『保存1』というボタンが新しく加わった。少なくとも『1』と付いているからには、恐らくいくつかの設定が保存出来るのだと思う。

 俺は衣類を収納している作成空間を開き、女性用の衣類を取り出す。今までいくつかの世界では女性になっていたこともあり、一応トータルで30年ぐらいは女性としても生活してきたので、女性用の衣類もそこそこ持っているのである。

 女性用衣類を取り出してやることといえば、当然性別の変更である。まず性別を女性に変えるだけで設定を更新してみる。身長や体重などのスライドバーは多少変化したようだが、男性と女性の体型の違いで微妙に変化するのだろう。顔立ちと髪の長さは確かに女性になっているし、多少胸の膨らみもあるようだ。服を着替えて髪の毛を整えてみると、そこそこ
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