第十二話 男の娘ではなく女の子
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は自分のパラメーターを再確認してみることにした。
「なっ!!」
俺は普通にパラメーターの確認だけするつもりだったのだが、見ようとした瞬間に『アップデート』という情報が飛び込んできたのである。っつーか、あの神様、一体何を考えてるんだか……。
さて、俺のパラメーター変更能力についてなのだが、実際には脳内イメージでの作業になるので、他人から見て何かが分かるということは無い。ということで、今回の『アップデート』という言葉も、脳とか意識というものに直接感じたわけだ。
脳内イメージを表現するのは普通ならかなり難しいのだが、少なくともパラメーター変更能力に関して言えば、パソコンで何かしらの数値設定をする画面みたいなものだと思ってもらえばいい。イメージとしては左側に項目名があって右側が数値入力となっている感じで、今回の『アップデート』の言葉は、巨大なポップアップが出てきたと思ってもらえば分かりやすいだろう。
というわけで、俺はそのアップデートをしてみたのだが、何というか……本当にパソコンの画面で例えると説明しやすいな。今までは、項目がたくさんあって全て上下のスクロールで探していたと思ってもらいたい。それが今回のアップデートでは、『身体能力』とか『論理能力』などいくつかのタブに分かれるように変更されている。
早速色々と確認してみるが、『身体能力』では視力や聴覚などに始まり、筋力や体力といった項目が並んでいる。『論理能力』では思考力や記憶力、学園都市製超能力、演算能力といった項目が並んでいる。『魔力関係』では魔術、魔法、魔道、魔導などが並んでおり、よく見たら今まではいくつもあった『MP』という項目が、『DQ−MP』や『FF−MP』などに名称が変更されていた。まぁ、今まででも初期値が255だったり9999だったりしたので、分かりやすかったと言えば分かりやすかったのだが……。
そんな感じで、色々タブを確認していたのだが、最後に『外見的特徴』というタブがあった。中を見てみると『種族』『性別』『年齢』『身長』『体重』などの項目が並んでいるのだが、ここだけは数値以外の項目ばかりだ。ってか、種族とか性別って……。そして、一番下には『設定を更新する』や『元に戻す』、『設定保存』という、パソコンで言えばボタンのようなものが設置されている。
どうやら、『種族』と『性別』の項目に関しては選択制のようだ。『種族』という項目を操作してみようとしたが、今は『人間』以外を選べないらしい。パソコンで言えば淡色表示の選択不可項目として、『エルフ』や『ハーフエルフ』など何種類か種族があるのが分かる。しかし『ドラゴン』ってどうなるんだろ、ジェローム・ブリリアント3世とかシロちゃんみたいになるのだろうか、もしくはミルガズィアさんやフィリアさんみたいな感じ
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