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遥かなる星の後
プロローグ : 新人には理不尽な難題
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また悪い癖だ……俺は余分な事を排他する癖がある。
 正確に言えば、悪い癖と言うよりは悪い才能だ。
 その悪い才能に人生を振り回されてばかりだ……
 まぁ、生まれ持ったモノはどうやっても人生に付いて回る。なら、折り合いつけるしかない……




「……申し訳ないです。えっと……改めて自己紹介をよろしいですか?」

「はい!では……ようこそ710プロダクションに!私は事務員の千川ちひろと申します。新人さんお名前は?」



 フワリと千川さんは笑って名乗ってくれた。今までとは違うナチュラルな表情と声。それは今この時、自分を仲間と受け入れられた様に感じて……嬉しい!
 なら、俺もキチンと名乗りを上げなければ!



「初めまして!本日より研修を終え正式なプロデューサーとして配属されましたーーーーーー」










「船橋 縁と言います!」



 フナハシ エニシ……それが俺の名前だ。



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