九校戦編〈下〉
九校戦八日目(3)×試合後の攻略話とインターバル後の対二高戦
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比古はレオに呼ばれると同時に雷撃が二人目に襲い掛かる。そして三人目はモノリスにコードを打ち込んだ瞬間を狙ってレオが音声認識のデバイスで魔法を使った。
「Halt(ハルト)!」
口元に仕込んであるマイクを通じて、音声認識スイッチが左腕のデバイスを作動させた。二つのデバイスを同時操作というパラレル・キャストだが、ゼロが同時操作するようにしといたのでパラレル・キャストではない。エレメンツビットは、元々対ドウター戦の試作品として作られたモノでありISで使われるビットに慣れてもらうためだ。
「ウオリャアァァアアア!」
エレメンツビットを敵オフェンスに向けた電撃を纏いながら撃ち出した為、痺れと打撃力により気絶した。それを見て確認したのか、レオは三人のヘルメットを脱がせていた。大会ルールにより、ヘルメットを敵に取られた選手はそれ以上の競技行動を禁止されている。
『一真、こっちに来たオフェンス選手三名倒した』
『了解した。こっちもあとはモノリスのコード読み出しとディフェンダー一人を片付ける事だ』
俺がいた位置は、残りの者には見えないような死角だった。残り一名となった者は探しているようだったが、モノリス付近にいた。ディフェンダー二名が戻ってくる事はなかったので、慌てていたが一人になったとしても全員倒してやると思った矢先。俺が喚起魔法でやったとしても、幹比古の出番が少なくなるので風となった幹比古の目がモノリス目の前に来てた事を知らない残り一名は外に行っていたので、チャンスだと思い報告した。
『一真、モノリスの位置が分かったよ』
『了解した』
魔法にとって物理的な距離というのは、意味を持たない事を知っている。巨大な情報プラネットフォームであるイデアには、物理的な距離などそもそも存在しない。イデアを経由しない、サイオンを直接撃ち出す類の無系統魔法だけが物理的な距離の影響を受ける。
人間というのは五感に縛られて、経験に縛られてしまうからか物理的な距離が遠ければ遠いと認識してしまう。認識上の距離が、魔法にとっての距離となってしまうので認識上の距離が遠くなれば、それだけ魔法も効果が薄くなる。
遠くのものに魔法を掛ける秘訣は、対象物を近くに感じる事。その分精霊魔法は、精霊と交信する意志を通わせる事で精霊を近くに感じるようになる。だけど、それは現代の魔法師が使う事で発揮されるので俺達が使う事は、この枠には全くと言っていい程ハマらない。
視覚同調というのは、精霊を手元に招き寄せてそこに記録されている情報を読み取るのではなく、影響下に置いた精霊からイデアを経由したリンクを通じてリアルタイムに情報取得する技術が感覚同調。それを視覚情報限定にする事で、鮮明な映像を取得できる技が視覚同調。
本来の幹比古なら、大気流動現
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