九校戦編〈下〉
九校戦八日目(3)×試合後の攻略話とインターバル後の対二高戦
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てないのかすぐに終わった後、俺の肩や背中をマッサージしたいと言う深雪だったので、うつ伏せになってから本格的なマッサージを始めた。それを見たレオと幹比古は、この兄妹は何でも出来るんだと改めて再確認した。
「一真も凄いけど、織斑さんも本格的だね」
「そうだな、本格的なマッサージが出来るなんて俺らよりも歳誤魔化しているんじゃねえの?と疑問に思いたいぜ」
「・・・・あー、そこだそこそこ・・・・俺らは歳誤魔化していたらここにはいないぞ」
「随分と凝ってますねお兄様。それにもし私達が誤魔化していたら容姿も違うはずですよ」
「ま、そうだな」
とそこへキャンパスの仕切りをめくって真由美と真夜が入って来た。俺ら兄妹の姿を見た瞬間、真由美と真夜が同じ事を思ったに違いない。
「(流石は親子ね、一真君のマッサージをしている深雪さんが娘で一真君が父だと知ったら驚くんじゃないかしら?)」
「(あらあら、流石は織斑家の父親と娘よね。深夜に言っといたら、今度はこちらに来そうだから言わない方がよさそうね)」
「・・・・ん?そこにいるのは七草会長と真夜か」
気配を感じたので気持ち良さそうにしていた俺だったが、すぐに顔を上げると真由美と真夜がそこにいたのでマッサージを終わらせるために深雪もラストスパートをしていた。終わらせてから、俺はうつ伏せから立ち上がると真由美は俺に言う事があったので告げた。
「八高戦お疲れ様、と言っても次の試合のステージが決まったから報せに来たのよ。そしたらお母さんと鉢合わせしたから」
「私も知っているからね、次のステージは市街地となったわよ一真さん」
真由美と真夜が言った後に、俺らはあの事故があったのにまたですかと言いたい程だった。
「昨日事故が起きたステージなのに、そこでやれと?」
「しょうがないと思うけど、ステージ選択はランダムだから考慮されてないのよ」
「真夜の言う通りだが、次またあったら大会委員会のメンバーを全員解雇する気でいると達也から連絡があった」
「無能な大会委員会もこれに懲りずだったらの話よね?今度は大丈夫だと思うから」
「会長さんもそこまで言うのであればですが、早速移動します」
「ご苦労さま」
真由美が頷いた時には、レオと幹比古の準備が終わっていた。レオはエレメンツビットの柄にメモリを差してから、軽く準備して幹比古はエレメンタルメモリを腰の横に差した。メモリについてはここにいる真由美も真夜も知っているから、別に隠す程ではなかった。それにエレメンツビットの事を心配していたレオだったが、それに関しても大丈夫と言いながら今回の策を念話で伝えた。
『市街地ステージだろうと、刀身は所有者周辺に浮くようにしているから攻撃時だけ柄を振ればいい事
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