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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
魔法舞踏会
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ンさんがまた変なことを念話してきたのでルーシィさんたちが注意する。

「俺は妖精の尻尾(フェアリーテイル)のナツだ」
「我々は、貴公の父君の依頼を受けて来たのだが・・・」

ナツさんとエルザさんはアチェートさんにそう伝える。エルザさんは踊りたいだけだから依頼は関係ないけどね。

「あ、それならご案内します。こちらへどうぞ」

俺たちはアチェートさんに案内され、宮殿の中へと入っていった。
























「私が依頼主の、バルサミコ伯爵だ!」

バルサミコ伯爵はアチェートさんの膝に座り、手をあげて俺たちに挨拶する。

「ふはははは!!名前も酸っぺぇけど」
「顔も酸っぱいね」
「あんたたちちょっと黙ってて!!」

ナツさんとハッピーはバルサミコ伯爵の顔を見て失礼なことを言うのでルーシィさんが怒る。確かになんか梅干し食べた後みたいな顔してますね・・・口には出さないけど。

「早速仕事の内容だが、依頼書に書かれていたものよりちと複雑でな」
「聞かせてもらおう」

依頼書に書かれていたものより複雑?どういうことだろう?

「ここにいる、超美人の私の娘のことなのだが」
「シタカミーさんだっけ?」
「アチェートだ!!」

ナツさん・・・舌噛みそうってウォーレンさんが言ったので名前間違って覚えちゃったのか。なんだよシタカミー(笑)さんって。

「すまない。話を進めてくれ」

エルザさんは申し訳なさそうにそう言う。ナツさんはエルザさんに殴り飛ばされて壁にめり込んでいた。

「今晩行われるこの魔法舞踏会は、実は娘の婿を決める舞踏会なのだ」
「ええ!?お婿さんを!?」

ルーシィさんはバルサミコ伯爵の言葉に驚いている。こんな舞踏会で結婚相手が決まるなんて、どんな貴族だよ。

「その際、7年に一度だけ披露される指輪がある。それこそがバルサミコ家に代々伝わる大切な指輪だ!!」
「じゃあもしかして、ベルベノはその指輪を狙って?」
「うむ。実は7年前もベルベノは指輪を狙い失敗しておる。おかげで婿選びも台無しになった」

バルサミコ伯爵はため息をつきながらそう言う。待てよ?7年前も婿選びしてたって・・・アチェートさん今いくつよ?

「しかし、ベルベノはこの風で、いくら変装して舞踏会に紛れても、すぐにバレるのでは?」

エルザさんの言う通り、依頼書のベルベノは泥棒髭にアフロヘアという姿をしている。いくら頑張ってもこれは簡単に見つかるんじゃ・・・

「奴は変身魔法とマジカルドレインを使うのだ」
「マジカルドレイン?なんだそりゃ」

伯爵の言葉にエルフマンさんがそう言う。

「触れた魔導士の魔法を短時間だけ複
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