マブラヴ
1026話
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はソース派だけどな。
「ふふっ、随分と賑やかですね」
「恭子か。楽しんで貰っているか?」
「ええ。まさかホワイトスターで手巻き寿司を食べられるとは思いませんでした。アクセル代表のお心遣いには感謝します」
嬉しそうに笑みを浮かべつつ、恭子が頭を下げる。
崇継といい、恭子といい……やはり日本人にとって寿司というのは色々な意味で特別なものなのだろう。
いや、実際俺も好きだけどな。
「マブラヴ世界でも、いずれ食べられるようになればいいな」
「……そう、ですね。そうなればいいと思います。私が生きている間にというのはちょっと難しいでしょうが」
呟き、恭子の目はどこか悲しげに遠くを見る。
確かにまずはBETAを地球から追い出して、その後に地球環境の回復をしていかなければならないしな。
その辺に関しての技術は、幾つもの惑星をテラフォーミングしてきたマクロス世界や、ネギま世界で火星をテラフォーミングしている俺達が力になれるだろう。
「いずれ……そう、恭子が生きているうちに、地球からBETAを追い出して、マブラヴ世界の地球環境を回復してみせるから、その時を楽しみに待っててくれ」
「……アクセルさん」
俺の言葉に、一瞬ポカンとした表情を浮かべてこっちを見ると、やがてクスリと小さく笑う。
「そうですね。その時を楽しみにしています。もしそうなったら、私達の世界で獲れた素材を使って作った私のお料理を一緒に食べて貰えますか?」
「そうだな。恭子の知り合いの……何て言ったか。篁家で食べた肉じゃがはなかなかに美味かったから、ああいうのを楽しみにしているよ」
「……全く……」
何故か俺の言葉に薄らと頬を赤くしながらも、そう呟く恭子だった。
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