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もしも、コナンの正体が新一だとばれてしまったら・・・
コナンの憂鬱
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ある日の昼下がり、阿笠邸。
学校が夏休みに入ったことにより、なんだかんだ理由をつけて学校を休まなくてよくなったが、小学校が夏休みに入ったということは、蘭の高校も小学校よりも数日遅れで夏休みに入ったということだ。
「あー、チクショウ。探偵事務所に居づれぇ!」
そう言って、髪をくしゃくしゃとかきむしりながら、コナンは言った。遠くでその様子を眺める灰原はというと、その様子を楽しげに眺めながら頬杖をついていた。
「これじゃぁ、新一もコナンもどっちつかずじゃねぇか……!!」
助けを求めるように隣にいた博士を見上げた。博士は苦笑いして逃げるように灰原に目をやる。
灰原はため息をつくと、コナンを突き放すように言った。
「言っとくけど、解毒薬はあげられないから。」
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