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星の爆弾が降る夏
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『ね、星見に行こう』


幼馴染みは活発で、いつも列の先頭で皆を引っ張っていくような子だ。
気まぐれで動くことも多く、俺の中の一番古い記憶では、彼女は気まぐれでおままごとを始め、いつの間にか寝ていた。
遊びに付き合っていた俺が片付けを押し付けられることになったのは、良い思い出だ。
彼女はそんな人だ。

『ねえちょっと、聞いてる?』
「聞いてる。星、見たいんだろ?」
『そ、今日は夜晴れるんだって。賢太郎どうせ暇でしょ?だから星見に行くよ』

彼女はいつも自分の意見に対し有無を言わせない言い方をする。それは幼馴染みに対してだけなのか。そうだと良いのだけれど。
「どうせってお前な…暇だけど」
『やっぱり。じゃあ今から10分位したら自転車でうちの前集合。』
「え、今から?」
『当たり前でしょ。遅れないでよね」
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