暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王GX 〜水と氷の交響曲〜
入学編
ターン1 生き返って、入学試験
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ターンを終了するのーネ」

「あ、はい。僕のターン、ドロー!」

 正直、状況はかなりマズイ。ここで反撃できないと、あっさり負ける。さあ、引いたカードは?

「…………よしっ!魔法カード、クロス・ソウル………発動っ!」

『ここで引いたか!テメーもドロー運は十分以上に高いじゃねーか、先生のことを言えるような立場じゃないな』

 あれ?なんで逆転カード出したのにボロクソ言われてんだろ僕?

 クロス・ソウル
相手フィールド上のモンスター1体を選択して発動する。
このターン自分のモンスターをリリースする場合、
自分のモンスター1体の代わりに選択した相手モンスターをリリースしなければならない。
このカードを発動するターン、自分はバトルフェイズを行う事ができない。

「先生のフィールド上の古代の機械巨人と、こっちのシーラカンスをリリースして………」

「『来い、マイフェイバリットカード!!霧の王っ!!』」

 二つのモンスターが霧に変わり、フィールド上に現れた青白く神秘的に輝く騎士……………にしか見えない魔法使いの全身に吸い込まれる。

 霧の王
星7/水属性/魔法使い族/攻 0/守 0
このカードを召喚する場合、生け贄1体
または生け贄なしで召喚する事ができる。
このカードの攻撃力は、生け贄召喚時に生け贄に捧げた
モンスターの元々の攻撃力を合計した数値になる。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
いかなる場合による生け贄も行う事ができなくなる。

「霧の王の攻撃力は、生け贄にしたモンスターのもともとの攻撃力の合計……」

「つ、つまり……」

『5800、だな』

 霧の王 攻0→5800

 おぉ、と湧き上がる試験場。この感覚、悪くないね!

「僕はこれでターンエンドです」

『それで正解。クロス・ソウルのデメリットがあるしな』

「まだ私は負けないノーネ!ドロー!カードを一枚セットして、ターンエンドですーノ」

「ドロー!いけ、霧の王!ミスト・ストラングル!!」

「罠発動、ガード・ブロック!」

 ガード・ブロック
相手ターンの戦闘ダメージ計算時に発動する事ができる。
その戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは0になり、
自分のデッキからカードを1枚ドローする。

『くっ、落としきれなかったか………次のターンは気をつけろよ、何が起きてもおかしくない』

「え?う、うん、わかったけど……」

 本当にここから何か起きるのか。そんな思いを読み取ってか、さらに言葉をかけてきた。

『何かしらのことはある。俺はそう信じるね』

「(ねえ、一体どっちの味方してるわけ?)」

『さあな。いいデュエルが見たいだ
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