暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王GX 〜水と氷の交響曲〜
入学編
ターン1 生き返って、入学試験
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地属性/機械族/攻3000/守3000
このカードは特殊召喚できない。
このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、
このカードの攻撃力が守備表示モンスターの守備力を超えていれば、
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
このカードが攻撃する場合、
相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できない。

『きた……!』

「でかい……」

 仁王立ちをして立ちはだかるのは、歯車により動く巨人。赤い目を光らせて、こちらを見下ろしている。関係ないけどこの『光る目』って、ロボットとしてはよくあることだけどやっぱり胸熱だよね。カッコいいな、うん。

『なんかずいぶん余裕だな』

「(マイスターが攻撃されてもダメージは1400………それくらいは受けてやるさ)」

『それで済みゃあいいけどねぇ』

「さらに、速攻魔法月の書を発動、対象は超古深海王シーラカンスにするのーネ!」

「くっ………でもシーラカンスは、効果の対象になった時に魚を一匹リリースして発動を無効にできる!さらにオイスターマイスターが戦闘以外の方法でフィールドから離れたから、オイスタートークンを一体生み出しますよ………守備表示でトークンを召喚します」

『あ、そういうことか!!サーセン先生、俺アンタのことちょっとなめてました!いやー流石実技担当最高責任者、伊達じゃなかったか』

「え?」

 嫌な予感がしたけど、今更チェーンは止まらない。月の書から放たれた光からシーラカンスを守るように牡蠣の戦士が両手を広げて立ちはだかり、目も眩む光が弾けたと思ったらそこには牡蠣が一つ転がっていただけだった。

 月の書
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、裏側守備表示にする。

「(効果はちゃんと発動できたけど、これで何か問題でもあるの?)」

 こっそり聞いてみると、衝撃の事実を言われてしまった。

『ギアゴの効果は貫通だからな』

 えっと………ギアゴってのは多分古代の機械巨人のこと、だよね………?で、貫通……貫通……

「攻撃力3000の貫通!?」

「おおっ!?そ、その通りナノーネ………デスーが、人のセリフをとってはいけませんのーネ!オイスタートークンを攻撃、アルティメット・パウンド!!」

「うわああああっ!」

 飛んできた拳が牡蠣を突き破り、そのまま僕の足元に命中する。イテテテテ……いや、ソリッドビジョンだし別に痛くはないんだけど、ただなんか変な感じだ。

 遊野LP4000→1000

「うぅ……」

『ま、今更何言ったってどーしようもないしな、くよくよせずに頑張れや』

「そんな他人事みたいに」

『他人事だろ?』

「ひどい話だよ」

「これで、
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