空白の7年
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「いや、面白いからしばらく続けてくれい」
マカオさんの言葉にマカロフさんは髭をいじりながらそう言う。 それにしても面白いからって・・・どんな理由ですか!!
「マジか!!」
初代がメイビスさん、二代目がプレヒト、三代目マカロフさん、四代目・・・マカオさんか・・・なんか迫力に欠けるような・・・
「先代がそう言うならもうしばらく!!」
しかしマカオさんはそんなの関係なしに楽しそうに笑っている。
「このなんとも言えねぇがっかり感が受けんだけど!」
「じゃろ?プクククク」
ワカバさんとマカロフさんはそれを見て笑っている。ひどい人たちだな・・・
「何!?」
こちらではエルザさんがアルザックさんとビスカさんと話していると何やら驚いている。
「結婚したのか!?お前たち」
「6年前にね」
「聞いてよエルザさん、プロポーズ私からなのよ!!アルってば・・・」
「その話はよせよ・・・」
アルザックさんはやっぱり奥手な人だったか。でも結婚したから髪もすっきりさせたのかな?なんか以前の髪よりすっきりしててかっこいいですね。
「おめでとう・・・ふつつかものだが、よろしく頼む/////」
「誰か・・・止めろ・・・」
エルザさんはマックスさんの胸ぐらを掴み顔を真っ赤にしながらゆらゆらと揺すっていた。何がどうした?
「何言ってんだ?エルザ」
「自分に当てはめてごっちゃになってるわね」
なるほど・・・エルザさんって意外と面白い人なんだな。
「素敵ね!!子供はいるの?」
「娘が一人」
「アスカって言うんだ」
アルザックさんとビスカさんでアスカちゃんかな?どんな子なんだろ。と、それよりも今は・・・
「エルザさん」コソッ
「ど・・・どうした」
俺はいまだにショートしているエルザさんに耳打ちする。なんか頭から白い煙出てるけど大丈夫か?
「実は、俺とウェンディも付き合ってるんですよ」コソッ
「何!?」
エルザさんは驚きすぎて大声を出す。あまりに至近距離だったから耳がキーンってしてますよ。
「シリルとウェンディまで・・・私のいない7年間で一体・・・」
「落ち着いてくださいエルザさん」
俺とウェンディはあなたと同じ時が止まってた組ですからね?別にこの7年は関係ないですからね?
「あの・・・リーダスさん・・・これ・・・」
そんな中ウェンディは手に紙を持って震えていた。俺はますますショートしているエルザさんを放ってそちらに近寄っていく。
「ウィ。俺なりにウェンディの7年間の成長を予想して描いてたんだ」
7年後のウェンディの予想図か。ちょっと気になる・・・ってエドラスのウェンディみたいになってるような気がするけど・・
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