第4話
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しゅごキャラが生まれる『しゅごたま』に変化する訳。」
「それが、こころのたまご・・・」
「興味深い話だね。」
キュウべえも興味深そうにこの話を聞いてる。
「あれ?何それ?」
「見た事の無い生き物だけど。」
すると、日奈森さんと呉さんがキュウべえの事に気付いた。
「おや?君達僕の事が見えてるのかい?妖精を生んでいなければ勧誘してたんだけどね。」
キュウべえが見えるのは魔法少女と私やさやかちゃんみたいに魔法少女の素質がある子だけなの。
「うわっ、喋った!あんた何なの!?」
「僕はキュウべえ。詳しい説明は妖精の事を聞き終えてからだね。今からやるとややこしくなるだけだ。」
「わかった。それじゃあ、しゅごキャラについてだけど。」
キュウべえの言葉に納得した日奈森さんが説明を再開した。
「なりたい自分が具現化した存在なの。」
「なりたい自分?」
「そう。しゅごキャラの力であたし達は一時的になりたい自分の姿になれるの。それが“キャラチェンジ”。」
「いっくよー!キャラチェンジ!!」
日奈森さんがそう言った時、ランが何かした。すると、日奈森さんのバッテンの髪飾りがハートに変化して、手足に光る羽が現れる。
「これは・・・」
「これが、日奈森さんの変身の第一段階?」
私の時みたいに少しだけだけど、確かに起こった変化に私を含めた皆驚いている。でも、これはまだ序の口に過ぎない事を私は知らなかった。
「もー!何その難しい言い方!!そうじゃなくて、キャラチェンジだよ!キャラチェンジ!!」
いきなり、日奈森さんのテンションが高くなった。見た目ではなく中身が大きく変化したことに私達は唖然としてしまった。
「て、転校生2号。大丈夫なの?」
「大丈夫だって。って言うか、呼び方がよそよそし過ぎるって。だからさ、あむって呼んで!」
テンションが高くなっただけじゃなくて、よりフレンドリーな感じになってる。どう言う事なの!?
そんな風に私達が付いて行けないでいると、日奈森さんの髪飾りが元に戻って羽が消えた。それに合わせて日奈森さんはハッとした表情になり・・・
「いやあああああああああああああああああああ!!!」
頭を抱えて奇声を上げ始めた。
「ちょっと!日奈森さん大丈夫!?」
「ラン!あんた何してんの!!実演しろなんて言って無いじゃん!!」
マミさんが心配するけど、日奈森さんは文字通りランに掴みかかって怒鳴った。
「でもやっぱりその方が分かりやすいと思うよ?」
「そう言う問題じゃない!!」
「ねえ、付いて行けないんだけど、説明してくれる?」
すると、さやかちゃんが困惑しながら日奈森さんに聞いた。
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