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もし俺がFate/Zeroの世界でランサーのマスターになった場合
第五槍
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とはこれは神父に伝わる=遠坂にも知られるということか。最近屋敷の周りで何か飛んでいるなとは思ったいたけど、あれが使い魔なんだろう。……ま、好き好んで情報を渡すつもりはないけどね。

「白水殿。食事ができました」

「お! ちょうどよかった。腹減ってたからね」

部屋を訪れたランサーに続いて俺も部屋を出る。なんでも、ランサーは料理もできるようで一度食べてみたが俺よりも旨かった。以後、すっかり料理するのはランサーに任せている。
ついモコ◯チと呼んでしまった俺は悪くない。

食事を終えると、早速話し合いだ。

「多分だけどもうそろそろ聖杯戦争が始まると思う。で、だ。戦略とかいろいろ考えておきたい。……いいよね?」

「もちろん。異存はありません」

「よし、それじゃあ話すけど、ランサーの宝具は対人宝具しかない。それは分かっているよね?」

はい、と頷くランサーに俺は続ける。

「これだと、対軍、もしくは対城宝具が相手だとかなり分が悪い。騎士のランサーには悪いんだけど、基本奇襲とかになってしまう」

「それが白水殿の命ならば、私はそれに従います」

「ごめんな。助かるよ」

基本、必滅の黄薔薇(ゲイ・ボウ)での一撃離脱作戦になるだろう。だが、それが一番勝率が高いのだから仕方ない。が、セイバーとは騎士としての誇りのある勝負にしてやりたい。
原作を知る者としては、それは叶えてあげたいものだ。
厄介なのはセイバーのマスターだ。

敵ならどんな非道な手段も使う。人が英霊に手を出せるとは思わないため、奴がランサー陣営で狙ってくるとするなら、狙いは俺に絞られる。聖杯戦争中も学校はあるため、その登下校に気を付けるか……いや、下手すると学校を爆破なんてこともあるかもだ。ホテルさえ爆破する男だし。

ランサーとの話を終えた俺は自室で続きを考える

魔術師殺し。確か、聖杯に願う願いは世界平和とかなんとかだったっけか?

ランサーに聞かれたことがある。白水殿が聖杯に願う願いは何か、と。
正直、神のやつに無理矢理というのが事の始まりだったため、これといった願いはない。あえていうなら、俺は生き残りたいだけだ。
結局、その時の俺は更なる力(死なないために的な意味で)と答えたが、はたしてらは納得してくれたのだろうか。

「……とにかく、色々考えとかないとな」


その二日後、教会から聖杯戦争が始まったという連絡が来ることになる。

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