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ソードアート・オンラインーもしもあの時、サチが死ななかったらー
SAO
朝露の少女
第28話
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した。
サチ『おはよう、キリト。』
キリト『おはよう、サチ。』

2人は挨拶を交わした後、部屋着に着替えて1階に下り、サチが作った朝食を摂った。朝食は、トーストの上に載せた目玉焼きとサラダと麦茶。

ーーーーーーーーーー

朝食を食べ終えて食器を片付けた後、2人はソファーに腰掛けた。
サチ『ねぇキリト、今日はどうする?』
サチはキリトに聞いた。
キリト『そうだな…そういえば、面白い場所があったかな……。』
キリトは何かを思い出した。
サチ『えっ、どこ?』
キリト『行ってみるか?』
サチ『うん。』
キリトの言葉にサチは同意。そして2人は支度を済ませて家を出た。

数分後、2人は森を割くように延びる小道を歩いていた。この時2人は手を繋いでいた。
サチ『キリト、キリトが言う場所ってどこ?。』
サチはキリトに聞いた。
キリト『うーん、もう少し先かな。』
サチ『ふーん。』
そんな会話をしている内に、2人は湖の畔(ほとり)までやって来た。
サチ『それでね……』
キリト『へ〜、……』
2人が会話をしながら歩いていると…、
『『『……。』』』
湖畔で釣りをするプレイヤー数人が、2人に気付いた。そのプレイヤー達は、2人を見て和やかな表情を浮かべている。しかも手を振って来たプレイヤーも少なからずいる。
『『……。』』
キリトとサチも手を振って答えた後、その場から立ち去り、森の中に入って行った。

キリト『この前、村の人から聞いた話によると、この辺りで出るんだって。』
サチ『えっ、何が……?』
キリトの言葉に、サチは聞き返した。
キリト『幽霊が……。』
キリトは立ち止まって言った。
サチ『それってまさか…本物……?それとも、ゴースト系のモンスター、鎌を装備した奴……?』
キリト『噂だと本物らしいぞ、小さい女の子の……。』
サチ『〜??』
キリトの言葉を聞いたサチは身震いした。
サチはそれなりに怖い方だが、アスナ程ではない。どちらかと言うと、同じ年代の女子並といったところだろう。
キリト『ゲームオーバーとなって死んだ女の子プレイヤーが、夜な夜なフィールドを彷徨っているとかないとか……。』
意味あり気な言い方で話すキリトに、サチは段々怖くなって来た。
≪ガタンッ??≫
サチ『??』
森の奥から聞こえて来た物音にサチは反応した。
キリト『それで、何でもそろそろなんだよ。』
サチ『その…場所…が……?』
キリト『ああっ……。』
キリトの言葉に、サチは怯えながら聞き返した。
そして、キリトは更に続けた。
キリト『噂によると1週間程前、ウッドクラフトのプレイヤーが、丸太を採りに来たんだ。夢中になっていたら、すっかり辺りが暗くなって来たから、キリをつけて家路を急いでいると、木陰の向こうに女の
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