ハイスクールD×D 黒龍伝説 7
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いる部分に聖母の微笑(劣)で癒す。
「こら、今日はお前が負けたんだろう。邪魔するな」
じゃれついてくるハティの頭をわしゃわしゃと掻いてやる。悲しそうに声を上げるが、スコルが勝ったのは久しぶりなのだ。今まで我慢していた分、丁寧にケアをしてやりたいのだ。
「明日また頑張れ、スコルだってちゃんと我慢してただろうが」
そういうとようやく離れたハティに苦笑していると会長達が驚いていた。
「どうかしましたか?」
「いえ、匙が笑っているところなんて初めて見ましたから」
「......オレってそんなに笑ってませんでしたか?」
「学園で見る元士郎先輩の笑っているところって作り物感が強すぎて」
「初対面とかならともかく、少しでも付き合いができれば作り物だと分かるぐらいには笑ってないな」
言われて人生を振り返ってみれば普通に笑ったことなど最近になってようやくだった気がする。
「それに倒れる前と比べて、丸くなりましたよね」
「えっ、太った?黒い龍脈で体型は調整してるんだけど」
「いえ、体型じゃなくて性格がです。って、ちょっと聞き捨てならないことが」
「どうした?」
「体型、調整するってどういうことですか?」
「言葉通りだが。余分に着いた筋肉を落としたり、場所を移し替えたり。最近は悪魔稼業の方でも脂肪を取ったり移し替えたりなんかをやっているが」
「確保!!」
「「「「「「了解!!」」」」」」
会長の命令が出る前に生徒会のみんながオレに飛びかかってきていた。その目はオレがよく見る獲物に襲いかかる捕食者の目だった。あまりの出来事に反応できずに簡単に拘束されてしまった。あっ、スコル、ハティ、待てだ。味方だから、今は興奮してるだけだから落ち着けよ。あとでちゃんとケアしてやるから。
「匙、正直に答えなさい。守秘義務である契約者の名前はいいです。ですが、それ以外のことを全て正確に答えてください。最近の悪魔稼業で新規の契約者のどんな願いを叶えているのですか?」
「シミ・そばかす・ニキビを綺麗に除去したり、お腹周りや二の腕周りの脂肪を取り除いたり、その脂肪を胸に移したり、美容関係が多いです」
「アンケートが上がってきていないのは何故です?」
「契約が完了していないからです。無理やり体をいじるわけですから副作用があっても困りますので一週間に1時間前後の施術で一ヶ月を目安にしています。ですので、早くても来週の火曜日だと思います。シミとかの除去はもう上がって聞いているはずですけど。そっちの方は即日なので」
「ちなみに対価はどの程度の物をもらっているのですか?」
「シミとかの除去に範囲で変わってきます。高くても5000円だったかな?脂肪の除去・移し替えは2万円
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