70猫又姉妹の妹が知らない過去
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◇いのり
私は最初に小猫ちゃん側からの過去を話し始める
―あるところに姉妹の猫がいました。
―姉妹の猫はいつも一緒だった、寝る時も食べる時も遊ぶ時も。
―親と死別し、帰る家もなく、頼る者もなく、二匹の猫はお互いを頼りに懸命に一日一日を生きていった。
―二匹はある日、とある悪魔に拾われた。
―姉の方が眷属になる事で妹も一緒に住めるようになり、やっとまともな生活を手に入れた二匹は幸せな時を過ごせると信じていた。
―ところが事態は急変してしまった。姉猫は、力を得てから急速なまでに成長を遂げたそうだ。
―隠れていた才能が転生悪魔となった事で一気に溢れ出たらしい。
―その猫は元々妖術の類に秀でた種族で、魔力の才能にも開花し、挙げ句仙人のみが使えると言う『仙術』まで発動していた。
―短期間で主をも超えてしまった姉猫は力に呑み込まれ、血と戦闘だけを求める邪悪な存在へと変貌していった。
―そして、力の増大が止まらない姉猫は遂に主である悪魔を殺害し、『はぐれ悪魔』と成り果てましった。
―しかも『はぐれ』の中でも最大級に危険なものと化した。追撃部隊を悉く壊滅する程に・・・
「そのあとは小猫ちゃんは良く知ってるよね?」
「……はい。上層部は私もいつか暴走すると思い処分しようとしたときにサーゼクス様に助けてもらいリアス部長の眷属になりました」
ここまでは表側……小猫ちゃんの過去で本当はなぜ黒歌が暴走しなくちゃならなかったのかはわからない……
「ここからは黒歌の話………」
―あるところに姉妹の猫がいました。
―姉妹の猫はいつも一緒だった、寝る時も食べる時も遊ぶ時も。
―親と死別し、帰る家もなく、頼る者もなく、二匹の猫はお互いを頼りに懸命に一日一日を生きていった。
―二匹はある日、とある悪魔に拾われた。
―姉の方が眷属になる事で妹も一緒に住めるようになり、やっとまともな生活を手に入れた二匹は幸せな時を過ごせると信じていた。
―ところが事態は急変してしまった。姉猫は、力を得てから急速なまでに成長を遂げたそうだ。
―隠れていた才能が転生悪魔となった事で一気に溢れ出たらしい。
―その猫は元々妖術の類に秀でた種族で、魔力の才能にも開花し、挙げ句仙人のみが使えると言う『仙術』まで発動していた。
―妹猫にも才能があると見出した悪魔の主は姉猫に幼かった妹猫を鍛えろと言い出してきた。
―勿論、姉猫は反対したが、悪魔の主は姉猫に『妹猫を殺す』と脅してきた。
―そのことに怒った姉猫は力を暴走させて悪魔の主を殺し『はぐれ悪魔』になってしまった………
私は話し終え横の小猫ちゃんを見ると目から涙が溢れていた
「そんな……黒歌姉様は私
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