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東方大冒録
人里の探索。
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「はぁ、もういいわ……。期待していなかったしね」
「すまないな霊夢」

申し訳なさそうに謝る暗基と、

「よしっ」
「やったわ」

喜んでいる申請者二人であった。

「じゃあ、チーム分けするか」

そう言って暗基は手を上にあげた。

「グーとパーでチームを決めるぞ。みんなはおれの声に合わせて手を動かしてくれればいい」
「あれだろ? 「グーとパーであった人」って奴だろ?」
「おぉ、魔理沙よく北海道の掛け声知ってたな。驚きだわ」
「へへっ、とーぜんだぜ」

魔理沙が「どんなもんだい」という顔をしていると、霊夢が声を上げた。

「あら、私が知ってるそれって「ぐっぱーじゃす」よ」
「へぇ、そんなのあるんだ」
「私は「ぐーっぱーのへのかっぱ」というのは聞いたことあるわ」
「そんなのもあんのか!? いろいろあるんだなオイ!? ってそんなことはどうでもいいんだよ。先に進まないから、北海道のやつでやるか。そんじゃ、手をだせ」

暗基の声と同時に、4人は手を出す。そして、暗基の掛け声とともに、チーム分けをした。


























「ぐーとぱーであったひと!!!」





















































「はぁ、やっぱりため息出るわ……、なんでチームなのよ……」
「そういうなよ霊夢。奇跡的に同意見のチームが出来上がったんだしな」

結果は、暗基と霊夢チームと、

「あぁ……、ぜろと一緒になれなかった……」
「…………」

魔理沙と咲夜チームという組み合わせとなった。

「それじゃ、またあとでな。何かあったら、何かしらの方法でおれに伝えてくれ。おれはファンネルを直接飛ばすから」
「わかったぜ」
「了解よ」

ということで、二手に分かれて行動を開始した。














「しかし、これだと早苗が関連しているんじゃないかって思うくらい奇跡的だなこの組み合わせは」
「もう幻想郷の住民のことを知っている件については突っ込まないわ。確かにそうよね、私も思っていたわ」

暗基と霊夢は、人里の北側の捜索を開始した。

「で、だ。結論いうとおれのファンネルを限界まで広げておけば歩く距離を短くすることができるわけだが、律儀に隅まで歩くか? それとも楽をするか?」
「楽するにきまってるでしょ? 何言ってんの?」
「だよな。じゃ、やるぞ。ファンネル! よろしく頼むぞ!!」

暗基が右手を天に掲げる
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