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詩集「棘」
空っぽの日常

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説明なんて必要ない
ただ…君が好き
ずっと一緒にいたい
誰にも渡したくないんだ…

とても上品なんて言えない
この想い…欲望…
それでも誓える
君一人…愛していると

水面に映った自分の醜さ
目にする度に憂う日々…

空っぽの日常
判を押したような毎日
君への想いだけが痛くて
生きてることを思い出す…


湿った空にかかる雲は
そっと…流れゆき
どこかで想い降らせ
密やかに愛を隠してる

好きだから直ぐだって会いたい
淋しくて…触れたい…
夜闇の雨音
一人では…聞きたくない

鏡に映った自分の愚かさ
拭えようもなく嘆いて…

空っぽの日常
君のいない何もない場所
過ぎる一日に傷ついて
人の儚さ思い出す…

空っぽの日常
判を押したような毎日
君への想いだけが痛くて
生きてることを思い出す…




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