暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
1024話
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になったらしい。元々どこぞの有名パティシエに弟子入りしていたとかいう人物で、当然その腕で作られるドーナツは評判を呼び、最近ではこの交流区画でもかなり有名になってきている。
 ……そんな店よりも売り上げが上の超包子は。色々な意味で凄いよな。
 まぁ、お菓子であるドーナツと食事がメインの超包子。しかも超包子は桃まんとか杏仁豆腐のようにデザート系もあるのを思えば、ドーナツだけのラインナップで渡り合えているドーナツ屋こそが凄いと言うべきか。
 何気にこのドーナツ屋に関しては円や美砂から聞いただけで、俺自身も入るのは初めてだったりする。
 崇継や恭子、護衛の2人と共に店の中へと入っていくと、当然ながら店内は大勢の客で混雑していた。
 そんな中でも数人がこちらに視線を向け……そして俺に気が付き、大きく目を見開く。
 まぁ、このホワイトスターの代表だからな。首相やら大統領やらがいきなり前に現れたような感じなのだろう。

「いらっしゃいませ」

 だが、客達がざわめく中でも店員は特に驚いた様子もなく俺達を待ち受ける。
 この辺、さすがだ。

「俺はクロワッサンドーナツのプレーン、ストロベリー、チョコ、をそれぞれ1つ。それとプレーンを30個くれ。持ち帰りで」

 他の者達の先んじて注文すると、恭子達もそれぞれ注文する。
 ちなみに持ち帰りを選択したのは、店の中がそれなりに込んでいたのもあるが、やはり客達の視線が俺に集中しているからだ。
 ……30個の注文時にざわめいたが、別にその30個は俺が食う為に注文したんじゃないぞ。この後に向かう場所への土産だ。
 ともあれ、他の皆も数個ずつのドーナツを注文し、料金を支払う。
 30個のプレーンドーナツは幾つもの袋に分けられて渡されたので、空間倉庫の中へと次々に放り込む。
 その光景にドーナツ屋の客達が目を見開いて驚いていたが、中にはネギま世界の魔法使いと思しき杖を持っている者もいるんだから、空間倉庫に驚く事もないだろうに。
 背後からざわめく声や、近くにいる奴と話している声といったものを聞きながら、俺達はドーナツ屋を出る。

「アクセルさん、凄い注目の的でしたね」
「いや、アクセル自身がと言うよりはドーナツを……空間倉庫だったかな? そこに入れたいたのが理由だと思うんだが。さすがにいきなりあんな光景を見せられれば、それは驚くだろうし。大体、何故ドーナツを30個も? それだけの量を買ったのですら、注目の的を浴びる理由になると思うんだけど」

 そんな恭子と崇継の話を聞きつつ、俺は早速自分用に購入したドーナツへと口を付ける。
 クロワッサンのように何重にも重なった生地の歯応えが楽しい。まず最初にプレーンから食べ始めたんだが、良かったな。

「この後で行く場所に関係してるんだよ。それよ
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