マブラヴ
1024話
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で喜びも一気に湧き上がった筈だ。
だが……それでも、今目の前にある交流区画の賑わいに比べると、一段劣ってしまうと感じるのだろう。
「ま、今は難しい事を考えないで、ここを楽しむとしようか」
崇継が何かを吹っ切るかのようにそう告げ、全員で揃って交流区画の中を冷やかしていく。
ちなみに牧場での土産購入や、この交流区画で使われている金はギアス世界、SEED世界、ネギま世界、マクロス世界のいずれの金でも使用可能だ。
最初はホワイトスターの独自通貨を作ろうかとも考えてエザリアに聞いてみたんだが、シャドウミラーの中で自由に金を使える場所というのは実質的に牧場と交流区画だけだ。それを考えると、わざわざ独自通貨を作るよりも各世界の通貨をそのまま使った方がいいという結論になり、独自通貨の導入は見送られた。
今考えるとそれで良かったんだろう。独自通貨を作っても実質的に使う者が10人前後とか、どこにわざわざ独自通貨を作る必要があるのかって感じだし。
技術班が積極的に買い物とかをしたりすれば……いや、それでもシャドウミラー全体で100人もいないんだから、大差ないか。
ただし、色々な世界の通貨が全て使えるのだから、当然レートに関しては色々と調整しなければならない。その権限については、完全にシャドウミラーのものとなってる。
とは言っても、そのレートを決定しているのは基本的に量産型Wだ。機械的にレートを決めている訳で、どこかの世界が有利になるといった風にはしていない。
何らかの異常があれば、エザリアが直接介入するという事になってはいるが。
ともあれ、そういう理由で各世界の通貨が使える交流区画では今日はマブラヴ世界の日本の通貨も使えるようになっている。
その辺のレートに関しては、同じ円を利用しているネギま世界の通貨を参考に決めていた。
ちなみに少し前に来たマブラヴ世界のオーストラリアの通貨、豪ドルに関してはレートは決めたものの、使用はされなかった。
基本的に政府としてきたオーストラリア御一行様なので、交流区画にやっては来たものの、今回のように買い物とかはしなかったんだよな。そういう意味では、マブラヴ世界で初めて交流区画で買い物をしたのは日本って事になるのか。
「うわぁ、いい香りが……この甘い香りを出しているあのお店は何ですか?」
「最近交流区画に店を出すようになったドーナツ屋だな。ちょっと寄ってみるか?」
やはり若い女だけあって、甘い物の魅力には勝てないのだろう。思わず笑みを溢す恭子を引き連れてドーナツ屋へと向かう。
ちなみにこのドーナツ屋、いわゆるフランチャイズとかの店ではなく、ネギま世界からの個人での出店だ。
何でも店主は魔法使いではないが、親戚に魔法使いがいるという関係でこっちの世界に顔を突っ込むよう
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