3部分:第三章
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」
「違うだと」
「そう仰るのか」
「そうだ、フランスの勢いはもう止まらない」
他の国の者だからこそ言える言葉だった。
「貴殿達はこのままではだ。フランスにだ」
「勝てないというのか」
「そう言うのか」
「まさか」
「そのまさかだ。彼女を殺したところでだ」
彼もまた火刑台を見ていた。それはもう炎の柱となっている。
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