手をつなごう
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れる。
「ごわああああああああ!!」
痛みと目の前のアクノロギアに絶叫するマカロフ。
「ああああああ・・・はっはっはっはっ」
「?」
絶叫していたマカロフが突然笑い始め、アクノロギアはそれに困惑する。
(初めて親らしいことが・・・できたわい)
マカロフは自分の子供たちを守れたことに満足し、笑みを浮かべていたのだった。
(もう思い残すことはない・・・)
マカロフは目を閉じ、自らの死を受け入れようとしていた。しかし、その脇を一人の男が駆け抜ける。
アクノロギアはその男を潰そうと尻尾を振るうが、男はそれを避けてアクノロギアの体を登り始める。
「じっちゃんを、返せ!!」
「ナツ!!」
その男は、先程マカロフが命を賭けて救おうとした内の一人、ナツだった。
アクノロギアはまとわりつくナツを振り払おうと体を大きく動かす。
それにより、マカロフは近くの岩壁へとぶつけられ、元の大きさに戻ってしまう。
「ごほっ・・・ごほっ・・・」
思わず咳き込むマカロフの前に、鎧を身に纏った女騎士が立つ。
「エルザ・・・お前まで・・・」
「俺は反対したんだぜ」
エルザと反対側に、ラクサスの姿がある。
「けど・・・老いぼれ残して逃げられるような奴等かよ、あんたのギルドは」
ラクサスはマカロフに向かってそう言った。
「かかれー!!」
「「「「「「「「「「オオオッ!!」」」」」」」」」」
エルザの掛け声と共に妖精の尻尾の総攻撃を開始する。
「バカたれが・・・」
マカロフは震えながらそう言ったが、その顔は嬉しさを感じているようにも見えた。
シリルside
俺たちにはやっぱりマスターを置いていくことなんてできねぇ!!意地でもこいつを倒して、全員でギルドに帰るんだ!!
「「「「「うおおおおおっ!!」」」」」
「「「「「やあああああっ!!」」」」」
「「「「「食らえぇぇぇぇ!!」」」」」
俺たちは次から次へとアクノロギアに攻撃を加える。しかし、全然聞いてるようには見えないぞ!!
ズバァ
「うあっ!!」
「きゃっ!!」
アクノロギアが尻尾で俺たちを一掃する。
「みんな、無事か!?」
「くそっ!!」
「攻撃が全く効いてねぇ!!」
俺たちはアクノロギアのあまりのガードの固さに驚いている。すると、アクノロギアは空へと飛び上がる。
「飛んだ!!」
「帰ってくれるのかな?」
「油断しちゃダメよ」
「何かしてくるはずだよ〜!!」
飛び上がったアクノロギアは口に空気を蓄え始める。
「咆哮だーーっ!!」
「島ごと消すつもりじゃないでしょうね!!」
「マジ・・・」
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