手をつなごう
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ツさんはアクノロギアに立ち向かおうと走り出すが、
ガンッ
「うおあっ!!」
すぐに殴り飛ばされる。
「お前!!」
ナツさんはアクノロギアに対して怒鳴るが、その前にマスターがアロハシャツを脱ぎ捨て立ちふさがる。
「マスター!!」
「じっちゃん!!」
「船まで走れー!!」
マスターは巨大化し、アクノロギアに立ち向かう。
「無茶だ・・・敵うわけねぇ!!」
「マスター!!やめてください!!あなたに何かあったら、ギルドは・・・」
「走れー!!」
グレイさんとエルザさんはアクノロギアを必死で食い止めるマスターを止めようとする。だが、マスターは絶対にアクノロギアを離そうとはしない。
「かくなる上は俺たちも・・・」
「妖精の尻尾をなめんじゃねぇぞ!!」
「当たって砕けてやるわ!!」
「おおよ!!」
「そうですよ!!」
「みんなで力を合わせれば!!」
俺たちもアクノロギアに立ち向かおうと構える。しかし、
「最後くらいマスターの言うことが聞けんのか!!クソガキがぁー!!」
マスターのその言葉で、俺たちの中に動揺が生まれる。
「最後って・・・」
まさかマスター、死ぬつもりなんですか!?
「俺は滅竜魔導士だ!!そいつが敵って言うなら、俺が――――」
ナツさんがマスターに加勢しようとしたが、それをラクサスさんが止めるように引っ張り始める。
「走るぞ!!ナツ!!」
「ラクサス!!お前・・・!!」
ナツさんはラクサスさんに文句を言おうとしたが、それをやめる。ラクサスさんは涙をこぼしていたからだ。マスターの覚悟を誰よりも感じ、自分たちが何をすべきかをわかったからだった。
「マスター・・・どうかご無事で」
エルザさんもそのあとに続いて走り出す。俺たちもマスターに背を向け走り出す。みんな、涙を流し走り続けた。俺たちには、どうすることもできないのか・・・
第三者side
(それでよい。いずれわかるときが来る。涙など酷。人が死ぬから悲しいのか、悲しみが人を殺すのか。答えは各々の胸の奥に。誇り高きクソガキどもよ!!生きよ!!未来へ!!)
マカロフは自分の仲間を、子を守るため、歯を食い縛り、痛みに耐え、アクノロギアを食い止める。
「何の目的か知らんがなぁ・・・これ以上先には進ませんぞ!!この後ろにはワシのガキどもがいるんじゃあ!!」
マカロフは叫ぶ。しかし、アクノロギアはそんなことなどお構いなしにマカロフを押す。
「ぐわああああああああ!!」
マカロフは次第に押され始め、ついにアクノロギアによって地面へと倒される。
アクノロギアは倒れたマカロフの左胸を押し潰そうと力を入
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