暁 〜小説投稿サイト〜
FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
手をつなごう
[3/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

「でけぇぞ!!」

俺たちがしばらくそれを見上げていると、雲からその姿を次第に現してくる。

オオオオオオオオオオオッ

「!!あれは・・・」

雲から見えたその姿は、黒くて巨大なドラゴンだった。

「ドラゴン!?」
「何なの?一体・・・」

そのドラゴンがこちらに近づいてくると、その旋回によって強烈な風が吹き寄せる。

「マジかよ・・・」
「あれを間違うはずがない・・・」
「本物のドラゴン・・・」
「やっぱり・・・ドラゴンはまだ、生きていたんだ・・・」

俺たちは滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)たちもそのドラゴンの登場に驚いている。

「黙示録にある黒き竜、アクノロギアだと言うのか!?」

マスターはそのドラゴンを見上げて驚いている。

「ああ、奴だ」
「いたんだ、本物のドラゴン」

ギルダーツさんとルーシィさんがそう言う。すると、ナツさんが前に出る。

「お前!!イグニールが今どこにいるか知ってるか!?あとグランディーネとヴァッサボーネとメタリカーナも!!」
「よせ!!ナツ!!」

俺たちの親のことについて聞こうとするナツさんをギルダーツさんは急いで止める。

「奴を挑発するな!!お前には話したはずだ!!なぜこの俺がこの腕・・・いや、体になったのか!!」

ナツさんはギルダーツさんの言葉を聞き、何も言えなくなる。

「降りてくるぞ!!」

フリードさんの言う通り、黒いドラゴンはこちらに向かって降下してくる。

「あれは、ナツたちの大好きな竜じゃない。もっと邪悪な・・・」

ドラゴンが着地すると、ものすごい衝撃と振動が俺たちを襲う。

「ああ。その通りだ、こいつは人類の敵だ!!」
「じゃあ、こいつと戦うのか!?」

ギルダーツさんこ言う通りなら、俺たちが戦わなければならない相手ってことなんだな!!

「いや違う。そうじゃねぇんだよ、ナツ」

しかし、ギルダーツさんはナツさんの言葉を否定する。

「勝つか負けるかじゃねぇ。こいつからどうやって逃げるか・・・いや、俺たちの内・・・誰が生き残れるかって話なんだよ!」

誰が生き残れるかだって?それってつまり・・・

「こんな奴に、俺たちの誰かが殺られるっていうのかよ!!」

ナツさんの言う通り、こいつに俺たちが殺されるっていうのか!!そんなわけ・・・

オオオオオオオオオオオッ

「まずい!!みんなー!!逃げろー!!」

アクノロギアが叫んだのと同時に、ギルダーツさんも逃げろと叫ぶ。

オオオオオオオオオオオッ

俺たちはあまりにも突然すぎてその場に立ちすくんでいると、アクノロギアは再び叫び、その衝撃で吹き飛ばされる。

「お・・・おい・・・なんだこりゃ・・
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ