手をつなごう
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「でけぇぞ!!」
俺たちがしばらくそれを見上げていると、雲からその姿を次第に現してくる。
オオオオオオオオオオオッ
「!!あれは・・・」
雲から見えたその姿は、黒くて巨大なドラゴンだった。
「ドラゴン!?」
「何なの?一体・・・」
そのドラゴンがこちらに近づいてくると、その旋回によって強烈な風が吹き寄せる。
「マジかよ・・・」
「あれを間違うはずがない・・・」
「本物のドラゴン・・・」
「やっぱり・・・ドラゴンはまだ、生きていたんだ・・・」
俺たちは滅竜魔導士たちもそのドラゴンの登場に驚いている。
「黙示録にある黒き竜、アクノロギアだと言うのか!?」
マスターはそのドラゴンを見上げて驚いている。
「ああ、奴だ」
「いたんだ、本物のドラゴン」
ギルダーツさんとルーシィさんがそう言う。すると、ナツさんが前に出る。
「お前!!イグニールが今どこにいるか知ってるか!?あとグランディーネとヴァッサボーネとメタリカーナも!!」
「よせ!!ナツ!!」
俺たちの親のことについて聞こうとするナツさんをギルダーツさんは急いで止める。
「奴を挑発するな!!お前には話したはずだ!!なぜこの俺がこの腕・・・いや、体になったのか!!」
ナツさんはギルダーツさんの言葉を聞き、何も言えなくなる。
「降りてくるぞ!!」
フリードさんの言う通り、黒いドラゴンはこちらに向かって降下してくる。
「あれは、ナツたちの大好きな竜じゃない。もっと邪悪な・・・」
ドラゴンが着地すると、ものすごい衝撃と振動が俺たちを襲う。
「ああ。その通りだ、こいつは人類の敵だ!!」
「じゃあ、こいつと戦うのか!?」
ギルダーツさんこ言う通りなら、俺たちが戦わなければならない相手ってことなんだな!!
「いや違う。そうじゃねぇんだよ、ナツ」
しかし、ギルダーツさんはナツさんの言葉を否定する。
「勝つか負けるかじゃねぇ。こいつからどうやって逃げるか・・・いや、俺たちの内・・・誰が生き残れるかって話なんだよ!」
誰が生き残れるかだって?それってつまり・・・
「こんな奴に、俺たちの誰かが殺られるっていうのかよ!!」
ナツさんの言う通り、こいつに俺たちが殺されるっていうのか!!そんなわけ・・・
オオオオオオオオオオオッ
「まずい!!みんなー!!逃げろー!!」
アクノロギアが叫んだのと同時に、ギルダーツさんも逃げろと叫ぶ。
オオオオオオオオオオオッ
俺たちはあまりにも突然すぎてその場に立ちすくんでいると、アクノロギアは再び叫び、その衝撃で吹き飛ばされる。
「お・・・おい・・・なんだこりゃ・・
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