第2話
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のパペットはそのままマミさんに突っ込んで行った。マミさんは大技を使った後だから対応出来ない。でも、その時・・・
ダァン!!
銃声と共に魔女の本体が撃ち抜かれた。魔女が倒された事で、周囲の景色がこの結界のあった場所、路地裏に戻る。
「今の、まさか?」
魔女の結界に入り込めるのは、魔女に餌として誘い込まれた人間を除けば魔法少女だけ。そして、銃を使う魔法少女に私達には心当たりがあった。
「ほむらちゃん!?」
私がそう叫ぶと、銃声のした方から魔法少女に変身したほむらちゃんが現れた。
「転校生!何で!?」
「どう言う風の吹き回しかしら?」
突然現れたほむらちゃんにさやかちゃんとマミさんは警戒していた。ほむらちゃんはマミさんの友達でもあるキュウべえの命を狙っていたから。
「でも、助けられたのも事実だから、一応御礼は言っておくわ。ありが・・・」
そうマミさんは言うけど、ほむらちゃんは無視してマミさんの横を通り過ぎて私の目の前に来た。
「どう言う事なの。」
「へ?」
「どうしてキュウべえと契約してしまったの!!!」
いきなり、ほむらちゃんが泣きながら物凄い剣幕で私の両肩を掴んできた。
「これじゃあ、これじゃあまた・・・」
「ちょっと転校生!何訳分かんない事言ってんの!!」
さやかちゃんがほむらちゃんを私から引き剥がそうとするけど、全く剥がれる様子が無かった。
「暁美ほむら。君は一つ誤解してるよ。」
その時、キュウべえがほむらちゃんに話し掛けてきた。
「どう言う意味よ。」
「彼女は僕と契約なんてしていない。」
「嘘よ!じゃあさっきまどかが使った力は何なの!!」
「そう思うなら、まどかの服装を見てごらん。」
「「「「服装?」」」」
キュウべえに言われて、ほむらちゃんだけじゃなくて私とさやかちゃん、それにマミさんも私の服を見る。そして、やっと私自身も気付いた。確かに、私のリボンは変化して手に弓を持ってるけど、服は見滝原中学の制服のままだった。
「何この中途半端な変身!?どう言う事なのキュウべえ!!」
私の代わりにさやかちゃんがキュウべえに聞いた。
「オリジナル魔法少女の変身には二段階あってね。今のまどかはその第一段階といった所だね。第二段階に変身すると、ちゃんと衣装も変化するよ。」
「もしかして、その第二段階になるのには修行とか必要だったりする?」
「それは分からないけど、オリジナル魔法少女の多くが第一段階止まりだね。」
つまり、私はまだ完全な魔法少女じゃないってこと?
「鹿目さん。」
その時、マミさんが目を輝かせて言った。
「早速修行よ!」
「マミさん!?」
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