第2話
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女は全く倒れる気配を見せない。その様子を見てマミさんは焦り出す。
「何よあいつ。不死身だって言うの!?」
さやかちゃんもそれを見て焦っていた。どうしよう。魔法少女の魔力には限りがあるから、このままだと押し負けちゃう。せめて、ほんの少しでもマミさんのサポートが出来たら・・・
“助けたい?”
その時、私の頭の中に声が響いた。
「え?今の・・・?」
「どうしたの、まどか?」
「今、頭の中で声が・・・」
“あの子を助けたいの?”
また、あの声が響いた。これって、もしかして・・・
「うん、助けたいよ。マミさんが大変なのに、じっと見てるだけなんて出来ない。」
“それじゃあ、助けたい子を助けられる子に・・・”
すると、私の鞄の中からたまごが浮かび上がり、私の目の前まで来た。そして、中心にギザギザのヒビが入ると上下に割れる。そこから出てきたのは、ピンクの髪をツインテールにして、フリフリのピンクの衣装を着た小さな女の子だった。
「キャラチェンジ!」
その子が頭の中で聞こえたのと同じ声でそう言うと、私のツインテールを留めているリボンが赤から白くて長いものに変わった。さらに、私の手には花の装飾のある弓が現れる。
「もしかして、あなたが妖精?」
「妖精?そうじゃないよ。私はしゅごキャラ。」
「しゅごキャラ?」
「そう。エイミーって言うの。よろしく。」
「うん。よろしく、エイミー。」
「まどか、何と話してるの?」
「へ?何って、エイミーだよ。私のたまごから産まれた。ほらここに居るよ。」
「へ?何処?」
私はエイミーを指差すけど、さやかちゃんは首を傾げる。もしかして、エイミーの事が見えてない?
「って言うかまどか。何か雰囲気変わって無い?何時もより堂々としてるような気がするんだけど。」
そう言えば、なんだか何時もより自信に溢れてるような感じがする。なんだか、私じゃないみたいで少し怖い。
「これで決めるわ!!」
そうしている間に、マミさんは必殺武器の大砲を出して構えていた。あれ?せっかくエイミーが生まれたのに、私出番無し?
「まどか、弓を構えて。」
「え?どうしたの?」
「あの怪物、本体は胴体じゃなくてパペットの方よ。」
エイミーがそう言うのと同時に、マミさんが大砲を発射した。
「ティロ・フィナーレ!!」
発射された砲弾は魔女の身体を木っ端微塵にする。でも、両手のパペットだけは分離してマミさんに襲いかかった。
「マミさん!!」
私は手に光の矢を出して弓につがえて発射した。
「シャイニーアーチェリー!!」
矢は魔女の左手だった鳥のパペットを射抜いたけど、右手だったライオン
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