告白
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瞬で驚きの表情へと変化する。
「な、なんで!?」
「落ち着け!!ウェンディ!!」
「これが落ち着いていられないよ!!なんでそんな・・・」
俺は興奮するウェンディをそっと引き寄せ、抱き締める。
「シリル?」
「あの時はもうダメだと思ってあんな勢いで言っちゃったんだ。だけど、俺はあんなので想いを伝えたんだとしたら、一生後悔する。だから、わがままだけどもう一度だけ言わせて」
俺はウェンディを離し、正面からウェンディに言う。
「ウェンディ・・・
俺はお前が好きだ」
やっと言えた・・・今まで勇気がなくて言えなかったけど、ついに言えた・・・俺はウェンディの顔をしっかりと見ると、その顔は真っ赤になっていた。まるで、熟したリンゴみたいに。
「ウェンディ?」
「私も・・・私もシリルが好き!!」
ウェンディは耳まで真っ赤にして俺に答えを返してくれる。俺はそれを聞いて、嬉しくて笑ってしまう。
失敗したらとか、この仲がよかった関係が崩れたりとか、俺はそう言うのが怖かった。エドシリルに早めに伝えろと言われても、怖くて勇気を出せなかった。
だけど・・・今回の一件で、あわや死にかけたことがあったから、俺は想いを伝える決心がついたんだ・・・
「こんな情けない俺だけど、必ずウェンディを幸せにするからさ・・・
俺と・・・つ・・・付き合って・・・ください/////」
やべぇ、緊張しすぎて噛んじゃった・・・俺は自分でもわかるくらい顔が熱くなっているのを感じながら、ウェンディに手を差し出す。ウェンディは俺の差し出された手を両手で握り返してくれる。
「私こそ、いつもシリルに助けてもらってばかりだけど・・・
これから・・・よろしくお願いします/////」
俺とウェンディは互いの顔を見つめ、微笑み合う。
そして俺たちは手を繋ぎ、皆さんの待つ簡易ベースへと帰っていった。
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