暁 〜小説投稿サイト〜
FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
告白
[6/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
さんに挨拶しようとしたのだが、リサーナさんとの絡みを見て怖じ気づいてしまっている。

「色々噂は聞いているだろうが、根は悪い奴じゃないんだ」
「エルザさん!!」

そんなウェンディにエルザさんが声をかける。

「実際ラクサスさんはいい人だと思うよ?俺も助けてもらったし」
「そうなの?」
「うん!」

俺もウェンディにそう説明する。グレイさんとはぐれた俺に真っ先に声をかけてくれたもんな。

「ただ少し、不器用なだけなんだ」

ウェンディはラクサスさんを見つめる。ラクサスさんはリサーナさんと今も何やらやっているのだが、その顔は優しさに満ち溢れてる気がする。

「はい!!私、挨拶に行ってきます!!」
「俺もついていこっと」

ウェンディと俺はラクサスさんの元へと歩いていった。




























しばらくして・・・

「緊張したね〜」
「俺は前にも少しだけ話したからそんなでもないけど・・・」
「フリードくん、ラクサスくんの武勇を語るのすごかったね〜」
「まぁ、悪い奴ではなさそうね」

俺たちはラクサスさんへの挨拶を終えたのだが、雷神衆、特にフリードさんがラクサスさんの武勇を語るのが長かった長かった。ラクサスさんに挨拶しに行ったのに、ラクサスさんより雷神衆の方がしゃべってたんじゃないかな?ってレベルだったぞ。

「じゃあ、私たちもキャンプに戻ろっか?」
「だね〜」
「そうしましょう」

ウェンディたちは挨拶を終えてひと安心したからか、簡易ベースへと戻ろうとする。だけど、その前に俺はやることがあるんだ。

「ウェンディ!ちょっと待って」
「?」

俺に呼ばれてウェンディたちは足を止める。

「セシリーとシャルルは先に戻ってて。後からすぐに戻るから」
「?わかった〜」
「なんだかわからないけど・・・わかったわ」

セシリーとシャルルはトコトコと走って行く。残されたのは、俺とウェンディだけ・・・

「どうしたの?シリル」

ウェンディは俺に顔を近づける。いざ言うとなると、少しドキドキするな。

「ふぅー・・・」

俺は深呼吸をし、一度心を落ち着ける。よし、もう大丈夫だ。

「ウェンディ!!」
「な・・・何?」

突然大きな声を出したからウェンディは驚いてしまった。いつも通り、いつも通りに・・・

「カミューニさんと最初戦って海に落ちた時、俺が言ったこと覚えてる?」
「海に・・・あ!!」

俺が何を言ったのか思い出したウェンディは少し頬染める。やっぱり聞こえてたか。

「あれさぁ、忘れてくれない?」
「えぇ!?」

いきなりの俺の言葉にウェンディは一
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ