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ソードアート・オンライン ーEverlasting oathー
Twenty one episode 光の偽者
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。
俺は頭の中が混乱した。
「クルスは私の執事ですの………執事でも私より二つだけ歳が上ってだけですの………クルスにはまだ未来があったのですわ……………………」
「……………………!!!!!!!!」
俺は教室を飛び出し、屋上へと走り出した。
真実を確かめる為に。
「ゆぅ君……………世界は残酷だよ…………」
琴葉は意味有り気に呟いた。
ーーー屋上ーーー
俺が屋上に着くと、鉄パイプの手すりに寄りかかっている見慣れた男がいた。
俺は歯をギリッと鳴らし、照に叫んだ。
「おい!!!!!!!」
俺が屋上に来ていた事に最初から気付いていたらしく、清々しい綺麗な顔で俺の方へ振り返った。
「おいおい、なんだよ。何怒ってんだ?」
「お前……無実の人を殺してんじゃねぇかよ。何が人殺しを殺す人殺しだよ!正義面してんじゃねぇよ!!」
「正義面?」
照はハッと小さく笑うと俺に近寄って来た。
「ーーーーガッ!?」
照は突然、俺の首を片手で思い切り掴んで来た。
俺の目の前の男の瞳には怒りが宿っていた。
「あのよォ………正義面ってなんだよ?………正義面してんのはテメェじゃねぇのか?え?何か言ってみろよ。現実から逃げてる糞野郎が」
「くぁ…………はな……せ……………」
「それに言っただろうが。俺は人殺しを殺す人殺しだってよ。お前は人を信じれないのか?あ?なぁーー」
「ーーーユウキを失った勇者さんよォ」
「…………………!」
俺は首を掴んでいる照の右腕を両手で掴み、引き剥がそうとした。
今すぐコイツの顔面に拳を入れてやりたかった。
「へぇ………掛かってこいよ。此処はゲームの世界とは違う。光の勇者なんて呼ばれていたのはゲームの中だけだ。俺が現実を見せてやるよ現実逃避野郎が」
「てんめぇ!!!!」
照が俺の首から手を離すと同時に俺は殴り掛かった。
しかし、俺に右拳は照の顔面には当たらず、空気を切る様な音だけして空振った。
「これが現実なんだよ。現実世界じゃテメェの拳なんて簡単に避けれる。現実から逃げ続けて楽しいか?どうせ、お前は心配されたいだけだろ?お前は実際には光の勇者なんて大層なものなんかじゃ無い。なんせお前が人殺しって言う男にこれから殴られるんだからな」
照は右拳を力強く握り締めた。
そして、そのまま俺の顔面へと拳を向かわせた。
「ウグッ!!?!」
俺は雑魚キャラの悲鳴の様な鈍い声をあげ、そのまま倒れ
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