暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン ーEverlasting oathー
Twenty one episode 光の偽者
[5/7]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
来た。
「後で一緒に購買いこーな!」
「あ、ああ………」
照はそれだけ言うと教室から出て行った。
きっと向かうのは屋上だろう。
照がいなくなると縛られる様な感覚が解けたのか、皆が溜息を吐いた。
俺が、どうしたんだ?という顔をしながらキョロキョロしていると一人の女生徒が近寄って来た。
「藤林照。あの殿方は光の勇者である貴方と同じく、有名なのですわ」
「君は?」
「申し遅れましたわ。貴方のクラスメイトの最上智花と申しますわ」
「は、はぁ………それで、何で照が有名なんだ?」
「それでは説明致しますわ」
最上智花と呼ばれる女の子は、コホンと咳払いをすると真面目な顔で俺を見てきた。
「彼は人殺し………と言うのは知っています?」
「ああ、直接本人から聞いたよ」
「なら話が早いですわ。ソードアート・オンラインでのあの殿方の異名………殺人名はご存知ですの?」
「いや、人を殺したって事しか………」
「………あの方の殺人名は《Cartain death》。皆は"確実な死"とも呼びますわ」
「聞いた事無いな………ラフィンコフィンって呼ばれるギルドのリーダーであるPoHとかしか………」
「………PoH。あの方も確かに有名ですわ………確か、黒の剣士と呼ばれる殿方にギルドは崩壊させられましたわね」
「ああ…………キリト………」
「ですが、ラフィンコフィンのギルドリーダーはPoHでは無いのですわ」
「はい?」
「彼は代役。本当のギルドリーダーは《Cartain death》と呼ばれる男。藤林照ですの」
「なんだって………いや、待てよ。俺が聞いたのは犯罪を犯したプレイヤーを殺す人殺しだって………」
「そうですわ。藤林照は人殺しを殺す人殺し。PoHは藤林照の弟子の様な存在だったらしいですわ。藤林照はギルドを作ったものの、個人でギルド活動をしていた。ですから団体での行動をする為のリーダーが居なく、代役としてPoHがなったのですわ。そして………ギルドは唯の人殺し集団となって行ったのですわ」
「でも……あいつ、一人のギルドだって………」
「藤林照はラフィンコフィンを放置し、一人でずっと行動していたのですわ。だからそう言ったのだと思いますの」
「………でもよ…………」
俺が言葉を途中で切り、俯いた。
すると智花は悲しそうに話出した。
「私の執事………クルスは藤林照に殺されましたの…………」
俺はそれを聞いた途端、驚いた。
照は人殺しを殺す人殺しであると自分で言っていた。
なのに無実の人を殺したと言うのだろうか
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ