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ソードアート・オンライン ーEverlasting oathー
Twenty episode 現実
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目で認識していたモンスターの足元に突然、魔法陣の様な物が出現し、右手が勝手に槍を地面に刺したと思ったら敵モンスターは全滅していた。
初期の魔法なんてたかがしれている。
今までやって来たゲームでは回復魔法であるファーストエイドやヒール、攻撃魔法にしたってファイヤーボールとかだ。
ファイヤーボールと比べて今の魔法はどうだろうか、ファイヤーボールでも数発は当てないと倒せそうにない敵を、今発動した魔法は一撃で、しかも全体攻撃で全ての敵を消滅させた。

俺はもう一度、魔法の内容を確認する為にウィンドウを開いた。


「…………須郷さんのプレゼントかなんかか?」




魔法名 《デストラクト》

使用可能種族 マクスウェル

魔法タイプ 攻撃魔法

魔法属性 無属性

魔法範囲 全体

魔法詠唱文字 A spear slaughtering all given by God, turn all over in nothing

魔法効果
目で認識したモンスターの足元に魔法陣を出現させ、認識した全てのモンスターを無かった事にする。
??グングニール装備時のみ
??熟練度exp 0
??発動後のクールタイム20分




「………琴葉は魔法って覚えてるか?」


「………ヒールとリバイブくらい…」


「回復魔法か………攻撃魔法は?」


「覚えてない……」


「一体なんの種族なんだ?」


「……わかんない」


「見た感じだと………」


琴葉は白く輝く盾と剣を持ち、髪の色は銀色だった。


「なんなんだろうな」


「私とゆぅ君……髪の色……おんなじ………」


「俺も銀色なのか?鎧とかに見惚れて髪とか見てなかったな」


「………………」


「と言うことは、琴葉も同族なんだな」


「……でも…こんな種族パッケージに載ってない」


「いや、俺は強制的にこれになったんだけど」


「多分…須郷さんが設定したんだと……思う」


「あ、それだ。でも同族なら何で琴葉はさっきみたいな魔法覚えてないんだ?」


魔法の詳細ではマクスウェルと言う種族はこの魔法を使えるみたいな感じに詳細されていたのだけど……
使えないあたり、似ているだけで別種族なのだろう。


「つーか、なんで琴葉が此処にいるんだ?ってか此処、どこですか」


「森の中の教会……敵も出る………私はゆぅ君の部屋からゆぅ君が…この世界に行くって声が聞こえたから……いる」


「そうか、うーん……近くに街とかあるのかな?」


「央都アルン…」


「そこまでの道、分かる?」


「………コク」


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