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ソードアート・オンライン ーEverlasting oathー
Seventeen episode 光と影の勇者
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ウヤの方へ向かって行った。
ヒースクリフはユウヤと戦っているが防戦一方だった。
盾で受けても致命傷になる攻撃を回避しながら反撃していた。
しかし、神聖槍の方がリーチが長く、上手く反撃が出来ない様だった。


「ユウヤ!!」


「ほう………」


「邪mすうナこsロス殺ス!!!!!!」


「ユウヤ落ち着け!!」


キリトに神聖槍の重い一撃が降りかかったがキリトは二刀流でユウヤの神聖槍を受け止めた。
ヒースクリフとは違いHPに余裕のあるキリトだったが一気に赤ラインへと突入していった。
二刀流で受け止めたキリトはユウヤを正面から強い眼差しで見ると叫んだ。


「お前は何の為に戦ってるんだよ!!!お前が暴走すると処理落ちで消滅するかもしれないんだぞ!!此処で消滅したらユウキが悲しむだろうが!!!!!!」


キリトがそう言うとユウヤの動きが止まった。















ユ……ウ…キ…………………………?

オれは何の為に戦っテる…………?

暗イ……



俺は何故か暗い空間にいた。
きっと俺の心の中なのだろう。
凄く寒い………孤独な空間だった。
暗い空間の中、一人の少女が近づいて来た。
その少女はユウヤの目の前に立つと語りかけた。


ーーー君はどうしてこんな所にいるの?


ーーーワからない………


ーーー君、死のうとしてるでしょ?


ーーー……………


ーーー君、忘れようとしたでしょ?


ーーー忘れル………


ーー 一人の女の子を、君を好きだった女の子を忘れようとしてる。怒りに身を任せようとしてる。




…………………そうだ。
俺は忘れようとしてた。
大切な人を失った悲しみを怒りで紛らわそうとしていた。
どうせ悲しむならいっそのこと女の子も忘れようとしていた。
何があっても忘れてはいけない筈なのに………






「ユウヤ大好き!」




「ユウヤぁ………」




「にゃぁー……」




「似合ってるかな……?」




「ユウヤってば!」




「ユウヤはボクが居ないと駄目なんだから………!」




「神様は私達に耐えられない苦しみをお与えにならない」




「ユウヤはボクと皆を守ってくれるもん!」




「ボクはユウヤを守る。だからボクがユウヤをずっと守れる様にボクを守ってね!」





少女は俺を優しく抱きしめた。
そして優しい声で囁いた。









ーーー皆を守ってあげてね。








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